竹中平蔵さんに学ぶ、日本経済を変える「第4次産業革命」
藤原和博さんの動画を検索していたときに、GLOBIS知見録の存在を知りました。
このサイト内には、ベンチャー企業の社長から、マーケター、政治家、アスリート、アーティスト、研究者、学者など、数多くの枠に捉われない職種の著名人によるセッションがアップされており、現代社会における課題やトレンドなどを学べる非常に内容の濃いものとなっています。関東圏では機会があるかもしれませんが、名古屋など地方ではなかなかお目にかかれない方々の貴重なお話を無料で聴くことができます。カテゴリーも多様性があり、自分の知見を広げるには非常に有効なツールです。
その数あるセッションのなかで、たびたび竹中平蔵さんが登場されてました。当たり前と言えばそうなのですが、私のような認知力の低い人間にでも、分かりやすいロジカルなプレゼンテーションで、非常に高いインテリジェンスを感じることが多かったため、今回はこちらの本を読んだ。
第4次産業革命! 日本経済をこう変える (PHPビジネス新書)
- 作者: 竹中平蔵
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2017/02/18
- メディア: 新書
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現代社会、あるいは、この先の社会がどうなっていくのか、第4次産業革命によって何が起きるのかを説いています。話題としては、AI、ロボット、IoT、ビッグデータ、シェリングエコノミーなどが中心で、最近のトレンドに関する情報が網羅されており、日頃このようなことに興味を持っていないひとの入門書的な位置づけに感じました。このような本は、我々子育て世代が特に読むべきであり、知識として頭にインプットして、子どもたちと接する必要があると個人的には感じる。
ストレスを感じながらも、また、前へ進もうというマインドセットに導いてくれるリーダーに感謝
本日も会議でストレスに感じることがあり、自分がその立場になった時に、部下に同じような思いをさせたくないので、今日の気持ちをここに書き留める。
こういうリーダーが嫌いだ。
戦術を提示しないリーダー。
あるリーダーは、こう言う。
「これからは、紙のプロモーションメディアが減るから、AIとかロボティクスなどのデジタル技術の力を借りて、10年先を見据えて営業していかなければならない。」
これ自体については、どこも否定する点はない。紛れもない事実だ。紙は減っているし、デジタルは想像を超えるスピードで進化している。
では、その言っていることに対する戦術は?
それが一向に出てこない。
で、実際にどれほど紙のプロモーションメディアが減っているのか知っているのか?
あの回答は、恐らく知らなかったんだろう。
時代の先を行く人ほど、10年も先は見えないと言うなか、一般的な教養もない、業界誌さえも、自己啓発本も読まない人が言えることではない。
違うあるリーダーは、こう言う。
「営業なんだから、数字達成して、当たり前でしょ」
これは100%とは言わないが、ごく普通のことを言っている。
ただ、それの一点張りというのは組織の長としては、非常に問題がある。
マインド的な問題提起でしかなく、なんの解決にもなってない。
そもそも数字を達成していないということは、有能な人間ではない可能性が高い。その人間に対して、がんばれと言っているだけで、どんな効果があるんだろう。本質的な問題と向き合っていない。
リーダーは、自らが模範となり、進むべき道を部下たちに見せる必要がある。
管理職という言葉に逃げている。もしかしたら、数字を管理することだけが、与えられたポストの責任だと思っているのかもしれない。
数字を管理するだけの仕事が、なぜ、現場で頭を使って動く人間たちの倍以上のインセンティブを手にすることができるのか。
有能な人間と無能な人間を束ね、その力を最大限に発揮し、目的達成に導くのが、リーダーであるはず。
そんな会社があるのかと思われるかもしれないが、自分が所属する組織は、旧態然とした、高度成長期のスタンダードである年功序列が色濃く残る伝統のある会社だ。
業界自体の景気が下落しているなか、このような人種で構成されている組織では、今後、持続可能な企業体であるとは、到底思えない。
このような心理状況は今に始まったことではない。
以前はこのようなことが起きると、ただただ、文句だけを言っていた。
だったら、辞めればいい。文句を言うだけのなら、さっさと辞めればいいだけ。
遅いタイミングではあったが、自分のなかでも対案を持つべきだというマインドセットになり、今は、文句は言いながらも、辞めるということへの対案を持てるように準備をしている。
今日も、 ストレスを感じながらも、また、前へ進もうというマインドセットに導いてくれた無能なリーダーに感謝したい。
戦略も、戦術もないリーダーは、1周回って、好きだ。
戦略だけを言って偉そうにするなら、いっそのこと、戦略もないほうが、いいリーダーだ。
なぜなら、有能な人間にとって、ストロングポイントを伸ばす環境が整うからだ。
パレットを使った西海岸的なサーファーズテーブルをDIY
パレットを手に入れたので、こんなテーブルを作ってみました。実際、作ったというレベルでもないんですが。
【1】パレットを手に入れる
【2】汚れを取ったり、平滑にするために、サンダーで削る(任意)
【3】洗剤でさらに汚れを落として、天日干し
【4】ステンシルでオリジナリティを出す(任意)
【5】足を付ける
これはホームセンターでひとつ250円ぐらいで売ってます。
パレットを使った西海岸的なサーファーズテーブル、完成!
このリアルエイジング感が、最高にかっこいいです。
使い古したパレットで衛生的に問題ありなので、基本的には外でわいわいやる時に作りました。ご参考になれば幸いです。
池田純さんに学ぶ『空気のつくり方』
野球ファンのみならず、横浜ベイスターズの試合の観客動員数が劇的に増加したり、球団が慢性的な赤字経営から黒字経営へ転換したなどのニュースは多くのひとたちが聞いたことがあるかもしれない。このストーリーの主役は住友商事、博報堂を経て、DeNAに転身し、2011年に横浜DeNAベイスターズ初代社長に就任された池田純さん。
今回は池田式マーケティング理論を学ぶためにこちらの本を読みました。
万年最下位争いのチームが、なぜ人気球団になりえたのか、なぜ年間30億円もの赤字を生み出す球団経営が劇的に変化を遂げたのか、そのベースになった理論について詳細が語られておりました。
劇的な再生を成した企業で言えば、USJも思い当たるが、横浜ベイスターズに関しても、衝撃的な結果が生み出されている。この2社に共通するのは、スペシャルなマーケターがいたということ。USJであれば森岡毅さんであり、横浜ベイスターズであれば池田純さん。そして、お二人とも、自分の掲げた目標を達成すると、自分の役割は終えたとし、退任されて、違う道を進んでいる。
自分のなかの精神的なものによるバイアスかもしれないが、最近は、マーケターがマーケットを動かしていることを目の当たりにする機会が多くなった気がする。子どもたちにも、見えてるものの裏側で、誰が、どのように世の中を動かしているのか伝えていきたい。ほとんどの事が、偶然ではなく、誰かの思いがあって結果があるんだと。
サーフィンについて、今、思うこと
たいしたスキルもなく、そういう意味では、偉そうなこと言える立場ではないが、サーフィンについて、今、思うことを自由に書き綴らせてもらう。
最近の自分では珍しく、5/20・27と2週連続で、波乗りに行ってきた。
いつものように夜明け頃から入水できるよう2:30頃に自宅を出て、暗い夜の道を走らせる。
二日とも、晴天に恵まれ、綺麗な朝日を見ることができた。最近の自分は、これだけでも、早起きすることの価値はあると感じるようなマインドになっている。
特に、27日は夜明け後の1.5時間ほどは、風の影響も少なく、腹サイズぐらいのまとまったウネリがブレイクしていて、兄貴や仲間たちと幸せな時間を過ごすことができた。
こないだふと「サーフィンっておもしろいの?」って同世代の友人に聞かれた。
その問いに関しては、嘘偽りなく100%おもしろいと言い切った。
でも、そう言えるレベルになるまでは正直時間もかかるし、ひょっとしたら、そう感じるまでの苦難に心折られ、諦めるという選択になるひとも沢山見てきた。
家庭の問題、仕事の問題、いろいろあると思うが、何ともならない理由でサーフィンとの縁を断ち切るというのはごく僅かで、ほとんどがサーフィンの面白さを感じるというステージに辿り着けず、ライフスタイルのサーフィンを知る前の、ファッションとしてのサーフィンで満足して、途中で諦めていると感じる。
自分自身、実際にはほとんど意味は成さなかったが、ただモテたいというくだらない理由でモチベーションを維持でき、結果としてサーフィンを諦めなかったことは、自分の人生にとって非常に意味があると思っている。
サーフィンを通して、サーフィン自体のおもしろさを感じるのは当然ながら、自然の素晴らしさに触れられることは、これからのAIやロボティクス、ゲノムのプレゼンスが高まる社会を生き抜くことにおいて、具体的な説明はできないが、重要な意味があるんじゃないかと信じている。
サーファーはポジティブな人種が多い。海にいる時間が、例えば3時間あったとしても、波に乗っている時間は、合計してもたった数分。時に、巨大な波が目の前で崩れるという日常では感じることのない恐怖を何本も潜り抜け、沖へパドルアウトし、ただひたすら波を待っている。
波を待つという今に集中し、無意識的にマインドフルな状態を作り出せていることが、結果としてポジティブな脳へと変化させているからなんじゃないかと思う。
そして、サーフィンを通して、何より、当たり前というものなんてないんだということを日々目の当たりにする。
何かしらの職業としてのサーファーや、ローカルサーファーでない限り、波を当てるということは非常に難しい。
波はただ大きければ良いわけではなく、風速、風向き、ウネリの向き、ウネリの強さ、周期、干潮満潮、そのポイントの砂のつき方など、様々な条件が揃って初めて波の良し悪しが決まる。
もちろん自然以外に、自分自身のコンディションを整えることが何より重要だ。
週1回のサーフィンで波を当てることは非常に難しく、ましてや自分のような月1サーファーでは本当に難しい。
それゆえ、当てたときの感動はとてつもなく大きいものがある。未だにあの感動を忘れられないという日もある。
なんて話をしていると「どMかよ」と言われた笑
とにかく自然が一番の相手であるため、いつでも同じコンディションで行えるものではないため、当てたときは、本当に幸せだ。
5/20 豊橋・細谷
5/27 湖西・潮見坂神社前
樺沢紫苑さんに学ぶ『脳を最適化すれば能力は2倍になる』
今年に入り、これまでの自分を見直し、100年ライフを謳歌できるように始めたことのひとつに、中小企業診断士の資格取得に向けた勉強があった。
なんでもやる前から諦めるという体質を改善しようという意味もあったが、勉強を始めてみると想像以上に資格取得の壁は高いものということが分かってきた。7科目のすべてをとりあえず1周した当たりで、勉強に取り組むモチベーションがだんだん低下しているということが、自分の意識のなかにも顕在化してきたところで、このままでは体質改善できないかもという危機感を感じ、モチベーション向上や記憶力や集中力を高めるためには、科学的に解明されていることで、自分の知らないことがたくさんあるのではないかとマインドで今回はこちらに助けを求めました。
脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
いいタイミングで出会えたと思います。
やっぱり、成功するにはルールみたいなものがあって、こういうのを見なくてもやれてる偉人はいますが、現代社会においては、科学の進歩でいろいろなことが明らかになってきているので、活用しない手はない。子育てにおいても、非常に意味のある本であったと感じました。
人間は勉強するということをやめれば、その時点で成長はストップし、思ったよりも早いスピードで後退していく。自分の所属する会社では、歴史あるが故に、歴史に縛られ、超年功序列型の高度成長期のままのスタイルなイノベーションのニオイがない組織で、それなりの規模のため、認知能力の高い人間が多いが、学生時代はお勉強できたはずのひとたちが、入社すると全く勉強をしない人間になっているケースが多く見られる。
それは結局、非認知能力が足りないからということもあるかと思う。今後の社会では、認知能力よりも、非認知能力がより必要になってくることは、大学入試や義務教育のシステムが変わるということを考えても、誰も疑いのない事実だが、そうなれば、認知能力は不要なのかというと、それは違うと思っている。
本人のやる気次第だが、やはり認知能力を高めることや、なにか習い事をして生き抜くスキルを持てるようにするにしても、モチベーションを維持することや、集中力を高める、もっと言えばどのようにゾーンに入ることができるのかなど、それを手助けしてあげることは親として必要なことだと思う。
本書では脳内で分泌されるもののうちの以下7つの物質について、それぞれ存在する意味や効果などが簡潔に記載されていた。それぞれを一言で言うと、こうです。
ドーパミン → 幸福物質
ノルアドレナリン → 闘争か逃走か
アドレナリン → 興奮物質
セロトニン → 癒しの物質
メラトニン → 睡眠物質
アセチルコリン → 記憶と学習
エンドルフィン → 脳内麻薬
ドーパミン → 幸福物質
アドレナリン → 興奮物質
セロトニン → 癒しの物質
アセチルコリン → 記憶と学習
木蔵シャフェ君子さんに学ぶ『’シリコンバレー式’頭と心を整えるレッスン』
マインドフルネスへの理解を深化させるために、こちらの本を読みました。
シリコンバレー式 頭と心を整えるレッスン 人生が豊かになるマインドフルライフ
- 作者: 木蔵シャフェ君子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/04/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
著者は木蔵シャフェ君子さん。
数々の外資系企業でのブランドマネジメントに携わり、世界的に信頼を得ているマインドフルネスプログラムSIYの日本人初の講師となった、マインドフルネスを日本に伝える先駆け的な存在。
そのようなバックボーンがあるとは知らず、白地にスミ文字に、ブランド価値の出る箇所にイエローマーキングという、至ってシンプルな中に、しっかりと伝わる何かを感じ、ビジュアル先行で手に取ったわけですが、結果的には良い選択ができたと思っています。
情報は、全く知らないことしかないものであると、理解できる部分が少なくなって、頭に入らないこともあるし、逆にそんなの解ってるということばかりになっても、つまらなさを感じてしまうが、そういう意味では、ある程度マインドフルネスに対してのリテラシーがある方には距離の近い書き方をして頂いている本だと感じました。