勝川STAND

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『一流の育て方』には子育てのコツが山のようにあった

いい本に巡り会いました。

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

 手に取った理由は、最近、娘が小学校に行きたくない病が激しくなり毎朝、胃が痛くなる日が続いていたときに、たまたま、本屋で見つけました。別に娘を一流の人間に育てたくて目についたわけではないんですが、『学力の経済学』の著者が帯を書いていたので手にとりました。

 

僕の本の選びかたは本屋で興味のあるコーナーに行って、タイトルから何かを感じたものを手にとり、「はじめに」を読んで、興味が深まれば買います。あんまり、売れ筋ランキングとかウェブとかの書評とかは気にしません。でも、自分がよく見ているサイトなどで頻繁に見る書籍は頭に刷り込まれて、結果、本屋で手に取って購入するというパターンはあります。名古屋では丸善名古屋本店がお気に入りです。

 

「はじめに」では、ある程度自分にある考えがあって、その考えに近いと思われるものを選ぶようになってます。なので、基本的には新たな考え方を本で得るというよりも、今ある自分の考えを第三者の目から肯定してもらうという作業に近いかもしれません。第三者の目というと怪しさが出でしまうような報道ありましたが。よって、凝り固まっていくことを助長していきます。結果、それが自信になっていきます。それでいいですよね。

 

最近は本を読みながら、自分の心に留まったワードをiPhoneのメモに打ち込むようにしてます。歳を取るごとに記憶力が薄れてしまい、本を読んでも、何を言っていたか結構忘れてしまい、本の感想を聞かれても答えれない自分がいて、それが嫌でメモに入力を始めました。

ということなので、メモを見ながらの書評なので、一部著者の思惑とは違う解釈が含まれる可能性がありますのでご了承ください。

 

あと、結構、それ、当たり前やん、ていうのあります。言われるとそう思いますが、言われないと意識できないことは山のようにあるかと思います。そんなとこです。だから、子育てしているひとは必読だと思います。

 

 

自主性を持たせること

当たり前ですよね、それ。でもコレが日常生活でどれだけ意識的に刷り込ませれるかは、親が相当意識しないとできないと思います。我慢も必要だと思います。仕事もそういう部分ありますが、相手に考えさせて、相手が自分の考えに納得をして動くのか、そうではないかで結果は全然違いますよね。入社したてのときなんて、与えれらたポジションや仕事の意味を全然わかってないのに、わかったふりして、なんか納得できなくて、いつしか俺はやりたくなくて、上司からやらされているなんて感覚あったりするときって、やっぱりいい結果でないですよね。自分で言うと、やらされてた時はそれはそれでそれに耐えたというのは評価できますし、それによってある部分自信がついたはそうなんですが、仕事としてのクオリティはやっぱり高くないなーと。自分の考えた成果じゃないですもんね。

判断も親がするのではなく、子供にさせる。親は状況を客観的に伝え、選択肢を示したうえで、最後は子供に決断をさせる。塾選びとかが特にそう。子供には情報収集力はないため、親が情報収集をして、良し悪しをプレゼンして、子供決断させる。ただし、その情報提供についても、メディアが伝えることが全て正しいという前提にはせず、必ず親も自分自信の考えかたも織り交ぜながら物事を伝える。

 

 

才能の種を見つけて原石を磨く 

目標も共有して、その目標に向かって必要な材料を揃える。決して過保護にはせず、逆に育児放棄でもなく、その中間のバランスのとれたポジションを保つ。個性を尊重しながら、小さなことから自信をつけさせて、失敗しても挫折するのではなく、諦めずに立ち上がる力を持たせる。自分の失敗談も共有して、信頼関係を築き、子供にも挑戦して、失敗をさせる。そして、失敗の原因を自分で考えることの重要性を体感させる。何が好きで、何が強みで、何が弱みなのか、自分を知るために親は存在する。

 

 

子供は親をよく見ている

子供は無意識的に親の言動をよく見ている。親が勤勉で、そのような行為を子供に見せていれば、自然なかたちで子供は真似をするようになる。本を読ませたいのであれば、自分が読んでいる姿をみせること。親の怒り方をみて、子供も同じような怒り方をする人間になる。親の言動はすごく重要で、親が周囲に感謝して、それを表現できるような人間であれば、子供もそう。親の価値観を押し付けるのはよくないが、常にそういったことを意識して行動をするべきである。

 

 

最後はこんな感じで締めてます。

一番大事なのは

 

 

 

無償の愛

 

 

あたりまえですよね。でも、やっぱり愛ですよ、愛情。どれだけ相手を思いやって、相手の立場になって心境を考え、何が欲しくて、何が楽しくて、何が悲しくて、ってのを一緒に考えてあげて、でもそれをそのままやるんじゃなくて、子供に考えさせながら、親が気持ちを汲みとって、どれだけのことどれほどのレベルで年齢に応じて、必要なタイミングで言ってあげれるのか。それは愛がないとできません。時として、その愛が捻れてしまって強く当たってしまうこともあるかと思いますが、そんな時こそ、冷静に相手の立場になって物事を考えてあげれる余裕が必要ですよね。何十年も生きてきて、いろんな喜怒哀楽を知ってるのだから、まだ数年しか生きていない相手にそんななっちゃいけないですよね、ホント。


著者の旦那さんの言葉ですが、俺じゃなくなくても良かったなんて育て方はしたくない、なんてことが書いてありました。同感です。結果的に俺じゃない方が良かったってことはあるかもしれません。なんてたって子育て初心者ですから失敗する可能性はありますよ。でも、俺じゃなくても良かったってのは、子育てに真剣に取り組んでなかったみたいなことに感じます。俺じゃなくても、他の誰でも良かったって。寂しすぎません、それ?あと、俺の背中を見て育てって言ってるかた、それは育児放棄ですよ、もしくは思考停止。今の時代に生きている人ではないと感じます。そんなひと家事もろくにやらないんだろうな。家事も育児も軽視してさ。どっちでもいいですけど。

 

こういった本を読んで、改めて認識して、また忘れて、思い出して、って繰り返して、もう成人かよ、みたいな感じになるんですかね、子育てって。苦しいことや全然思い通りにいかないことがほとんでですけど、子供の成長を近くで見守れることに幸せを感じます。

 

子育てを楽しみましょう!