勝川STAND

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ふるさと納税で自分の住む町を衰退させていいのか

ふるさと納税は納税者にとってメリットがデカいですよね〜

デメリットが見えてこない、納税者にとっては。

 

昨年、お客さんの案件でふるさと納税の仕組みを紹介して利用促進する企画に携らせていただき、内容を理解いたしました。利用者にとってもメリットだし、納税された自治体にとってもメリットだし、素晴らしいプラットフォームですよね。

 

でも、自分は結局利用しませんでした。

 

僕が納税する市民税なんて自治体にとってほんと微々たるものですが、自分の意思で、自分の住む町の税収を減らすって、どうなんでしょうか。転勤で自分の意思に反して、その町に住んでいるならともかく。

 

今自分が住む町は出身の町ではありません。結婚を機に引越してきて、子供が生まれ、家を建て、基本的にはこの町でずっと生きていくつもりです。

 

NHKの受信料ですが、昔はなんで払わなきゃいけないの?って本気で思ってましたが、子供が生まれて教育テレビを見たり、バカみたいなバラエティ番組を見ることが少なくなったりとかで、今はよく視聴するので支払って当然って感覚になってます。

 

それに近い感覚ですかね、ふるさと納税に関しても。

 

今は地元の公園で遊ばせてもらったりってことが増えて、自治体への感謝の気持ちがあります。住みよい町になるように整備してくれて感謝です。公務員はどうのとか言うひとがいますが、公務員の方でもそりゃ覇気のない人とかやる気の感じられない人とかいますが、そんなの当然で、一般企業だってそうですよね。二八の法則ってどんな組織でもありますから、公務員のなかでもホントに町のことを考えて動いてくれてるひとっていますよ、きっと。2割もいないとは思いますが。

 

本気でその自治体のことを考えて、使い道を指定しているひとって何割ぐらいいるんでしょうか。これも2割ぐらいなんですかね。御礼品ばっかりに目がくらんで、本質が失われている風潮を感じます。

 

この制度をうまく活用できない自治体が悪いという意見もあるかと思います。でも無理をして、還元率の高い御礼品を用意しても、市町村のPRにはなるかもしれませんが、人を実際に呼び込むのは相当難しいと思います。御礼品の還元率の高さで呼び込むのって、結局、その辺のスーパーとかドラッグストアとの価格勝負と何ら変りない気がしちゃいます。住んでないひとの笑顔よりも、住んでる人の笑顔を増やすことを考えて欲しいです。結果的に税収増やして、住んでる人の笑顔を増やすことに繋がってればいいですが。

 

結局、ふるさと納税の財源は国から出てることを考えると、こんなことに投下するんではなくて、もっと違うそれこそ保育所とか保育士とか介護士とか年金とか社会保障に投下して欲しいですよね。もちろん地方再生とかっていうのはこれからの日本には必要なことかと思いますが、結局は助成金がなくてはなんともならない体質を更に助長することにもなってたりしないですか。自治体再生のスペシャリストの合宿風景を見たことがありますが、そんなようなことを危惧されてました。

 

やっぱりその町に住む人たちが住む町のことを一番考えて納税することがベストじゃないかと思います。

 

ホントは、実質2,000円でお肉とかお魚とか酒とか欲しいんですよ、そりゃ。でも自分含め、子供達もきっとこれから数年はまだこの町でお世話になることを考えたら、恩を仇で返すようなことはしたくはないです。今は。この先どんなことが起きて、どんな心境の変化があるか分からないので、今は、です。

 

最後に。 

 

若輩者が偉そうなこと言ってスイマセンでした。

ただ地元を愛してるってことを言いたかっただけでしたので。