読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

意外にも!『コーヒーの人 仕事と人生』は自己啓発的要素が満載だった!!

COFFEE 書評

昔はコーヒーなんて飲めなかったんですけどね。社会人になって、営業マンになって、お客さんとコメダ珈琲行って「サマージュースください」とは言えないんで、「(仕方なく)ホットで」とか言ってたのが約13年前ぐらいで、結婚して嫁がコーヒーメーカーで飲むから一緒になって飲んでて、それがいつまにか、お気に入りのロースターさんから好みの産地や焙煎度とかの豆買って、ミル使って新鮮さを大事にしたり、V60とかでハンドドリップしたりとかなっていきました。

 

最近のこのこだわりは、やっぱりサードウェーブからインスパイアされてます。流されやすいんですよ。カフェの人の話聞いたり、本を見て、ようやく意味を分かり始めてきましたが、当初は何の意味も分からず、ハンドドリップしてればいいみたいな感じで捉えてました。ブームってこうやって作られるんですよね。自分もB層的なとこあります。

 

コーヒーの人

コーヒーの人

  • 作者: 大坊勝次,田中勝幸,國友栄一,濱田大介,松島大介,加藤健宏,numabooks,小島賢治
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

コーヒー好きだから、名古屋丸善のコーヒー本コーナーでテクニック的な本を探してたところ、この本に出会いました。業界の有名な方々がフューチャーされてて興味を持って、読み始めましたが、まず一人目の田中勝幸さんで完全に入り込んでしまいました。合計で5名でしたが、特に刺激を受けたお二方のお言葉を紹介させてください。

 

Bear Pond Espresso | 田中勝幸

パッションは自分の精神の中にあって、自分自身さえ見失わなければ、永遠にある。

 

この方にとってのパッションはエスプレッソだったと。

経歴もかなり面白かったです。まず広告代理店の東急エージェンシーに入社され、アリゾナの大学に行って、米国のフェデックスに入社し、ニューヨークで初めて飲んだスペシャリティコーヒーの豆を使ったエスプレッソを飲んで、そこからのめり込んだそう。

職を転々とするのも、人生で大事なのは自分のタレント(才能)を見つけることだから、いろいろやるのは何も悪くない。これは子育てにも言えることですね。何か興味を持ってうまくできたことも、これは神様がくれたことなのか?俺にしかできないことなのか??って自問自答する。パッションを押し殺して、企業で働き続けばお金は入ってくるが、人生の貯金は減っていく。お金のために働くな。才能のために働くんだ。

仕事、家族、健康、友達、誠実さ。ひとつはゴムボールで、あとはガラス。 

ゴムボールは仕事です。手放しても、戻ってくる。あとはガラスだから手に入れたら大事にしなきゃならない。仕事なんてのはそんなもん。昨日はヒストリー、明日はミステリー、今日はギフトだ。

 

そんな本を読む気でも無かったので、すごいショックを受けました。かっこよすぎますね、田中勝幸さん。パンチ力、はんぱないっす。

 

Little nap coffee stand | 濱田 大介

この方はリアリティがあって、ローカル思考なこととかすごく参考になりました。田中さんはカリスマ性がありすぎて、リスペクトしながらも、自分はこうはなれないなって気がしてしまいましたので。

自分が誇りだと思ってやってることをやって、ダメになるなんて微塵も思っていない 

 自信とかそういうんじゃなくて、信念とかそういうことだと解釈してます。自分に信念があって、熱意を持って貫き通せば、必ず響く人は現れる。

東北の震災を経て、日本人の多くの人の感覚がスイッチしたと思います。あ、当たり前ってないんだなと。いろんなものがいとも簡単に壊れる。いろんな人やメディアが公然と嘘をつきまくっている。日本もこれで、過去に積み上げられてきたいろいろな矛盾に気が付かないとおかしい。自分自身も震災の影響で心理の変化はあったと思います。老衰とかで死ぬしかないと勝手に思い込んでました。あと、地域とかそのコミュニティを大事にする必要があると。そういった想像ができない事態が起きたとき、家族以外にもその時までのその場所でどういったコミュニティができているかってかなり大きいですよね。

好きな街で汗かいて働いて、ローカルの繋がりを大事にして、自分たちの街っていいよね!ってマインドをみんなが持つことに影響を与える店作り。自分が作りながら、ローカルのみんなとも作り上げてく。

自分が楽しいと思えることを優先。効率よく生きる必要はないけど、スピード感はもって自分のやりたいことを情熱を持ってやることの重要性をひしひしと感じました。

やっぱりローカルですよね。コーヒー売りたいんじゃないんですよ。自分の属するコミュニテイを大事にして、活性化させたいっていう強い思いを具現化すると濱田さんはこのお店になったんですね、きっと。

 

この本は普通に自己啓発本コーナーに置いておくべきだと思います。

コーヒー好きとか、お店持ちたいひとが一番刺激される本ではありますが、それぞれフューチャーされてるお店がたまたまコーヒー関連なだけで、会社と思えば、普通の刺激的な自己啓発本ですよ。

 

やっぱり情熱なんだなって思います。


自分は田舎育ちなんでですが、昔はそれぞれの地域コミュニティにそれぞれが世話になってたたこ焼き屋さんってあったと思うんですよ。個人的には自分が思い描くカフェとかコーヒースタンドってたこ焼き屋さんに近いものがあります。


自分はコーヒーじゃなくていいです。


人がそこに集まったときに、その時間が有意義なものになって、そこから繋がりが生まれて、地域が活性化していく。そこにはやっぱり空間だけじゃなくて、液体が必要だから、その液体は100円コーヒーみたいな品質じゃなくて、時間が有意義になる、クオリティが高くなるような品質のものを提供したい。コーヒーだったらスペシャリティコーヒーだし、ビールだったらクラフトビールとか。どこでも味わえる時間だったらどっかのチェーンとかファミレスでいいですもん。オリジナリティは出したいですね。


勝川のあそこの店いいよね、勝川っていいよね、って。で、そこに住むひとたちの誇りになるような。そんなことを思い描いてます。