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子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

センスが無いと嘆くヤツは努力が足りないことを疑ったほうがいいカモ

先日の『今日からセンスを君の武器にしよう』と同じく、センスをテーマにした書籍です。著者の名前は聞いたことがなくても、著者が手がけた作品を知らないひとは少ないかと思います。

 

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

 

 

著者、水野学さんはクリエイティブ・ディレクターで、くまモンの生みの親です。

 

この本で言いたいのはタイトルの通りです。

 

センスとは、特別な人に備わった才能ではなくて、さまざまな知識を蓄積することにより「物事を最適化する能力」であり、誰もが等しく持っている。今、最も求められているスキルであるセンスを磨くために必要な手法を本書では説いてます。「俺、センスないからな〜」と思考停止させてはいけないんです。

 

どっちが近くに寄っていったのかは分かりませんが『今日からセンスを君の武器にしよう』と言っていることはかなり近いものがあります。広告業界は、こういった思考がスタンダードな世界なんですかね。

 

最近、下着メーカーのトリンプの会長が残している名言を人づてに聞きました。共和党の方ではありません。

 

成功の秘訣はTTPや!

 

もちろん環太平洋パートナーシップのことではありません。まずアレはTPPですしね。TTPがなにかって、徹底的にパクる、という意味です。研究して、真似て、研究して、真似て、研究して、真似て、ってそういうこと。パクるという言い方は分かりやすく言っているだけで、パクって終わりではなくて、研究して、真似して、自社に足りてないことや、世間が求めていることを吸収して、アップグレードしていくということ。

  

なぜ、今、センスなのか。

 

技術が限界に達すると、ノスタルジックな思いに身を寄せ、美しいものを求める傾向が人間にはあると言われております。実際に、リーマンショック後、世界のトレンドは同じニューヨークでも、ウォール街というビジネスの街から、ブルックリンというクリエイティブな街から発信されるようになった。

 

広告などの業界に関わらずクリエイティブなマインドは必要であると。よく言われるは今の日本にはクリエイティブな発想が少ない。かつて世界を熱狂へと導いたウォークマンのような製品が現在の日本から出ることはなく、また、技術力だけでいえば十数年前では世界ナンバーワンであったはずであるのに、携帯電話の業界ではガラパゴスケータイなんて自虐的な言葉が普通に流通して、本来であればiPhoneのようなものはマインドさえあれば、日本で生まれた可能性も充分あった。これは市場調査の存在感が必要以上に大きくなってしまったことが要因のひとつ。市場調査ありきでは、新しいものを生むことを遠ざけ、ジョブズのようなイマジネーションは生まれてこない。

 

クリエイティブには知識が必要。自分の判断だけに頼るではなく、無駄なプライドは捨てて、王道を知り、流行りを知り、そしてそこから「共通項」や「一定のルール」がないかを考えて、仮設を立てて、検証し、結論に結びつける。この繰り返し。

 

自分も印刷会社でアカウント・エグゼクティブなので日々感じることがあるし、昔はそうだったなーと思うのですが、プレゼン時にこれは絶対に禁句だと説いてます。

 

「感覚的にこれがいいと思うんです。」

 

それは通用することもあると思います。人間関係もあるし、どこどこ会社の人だからとかいうブランド力だったり、場合によっては指名だったりありますから。

 

例えば、福沢諭吉のことを

福沢諭吉はスゴイ人だと思うんです、感覚的に。』

じゃなくて

福沢諭吉は「日本を変えてやる」と中岡愼太郎たちが騒いでいた頃、「次の時代には学問ということが必要になるだろう」と考えて慶應義塾をつくったところがスゴイよね』

って言えるようにしなきゃいけない。理由を自分の感覚だけの問題にするのではなくて、リアルな事実に基づいて、そのうえで自分の感覚を、というか意見をプラスしてプレゼンすることが礼儀。

 

 こんなレベルの人でも勉強を惜しまないし、こんなレベルの人になるためには勉強が不可欠。やはり今までの自分の人生は圧倒的に勉強不足であると36歳になって感じます。流行りの洋服やブランド、飲食店。ただ趣味を楽しむ。“ただ”っていうところは改善したい。目的意識を持つことが必要で、そうすることで知識の習得が更に進むし、拡がりが出る。

 

今後も引き続き、王道や流行りのお店を巡り、そしてそこから「共通項」や「一定のルール」がないかを考えて、仮設を立てて、検証し、自分なりの結論を考えていきたい。 

 

そして、子育てにおいても、センスは知識からはじまるんだということは、早い段階から理解してもらえるように語りかけたい。スポーツとかで言われるセンスに関しては、身体能力が大きく関わる部分が大きいと思いますが、そうじゃない部分は、知識の習得である程度は突破できるから、やる前から諦めるのではなく、挑戦すれば、失敗しながらも、新たな世界に入り込めるということを感じてもらいたい。