子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

ヒップスターたちが起こすライフスタイル改革の波

ヒップスターって分かりますか?

ざっくり言うとアメリカのイケてる人たちです。この人種がサブプライム金融危機あたりから、生きるということを改めて考え直し、ライフスタイルの革命を起こして、それに呼応する消費者が拡大し、今のムーブメントがあるのです、という本の紹介です。

 

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)

 

 

著者である佐久間由美子さんについて、この本を読むまでは恥ずかしながら聞いたことありませんでしたが、ブルックリンとかポートランドとかなどの雑誌の特集のコラムを書かれてたりとかしてます。&プレミアムで見ました。それ以外にも自らのメディアを持っていたり、ずいぶんインディペンデントな方であります。

 

ヒップという概念を表現するのは非常に難しく、時代とともに意味合いが変わってくるそうです。諸説いろいろありますが、ヒップスターとは文化の嗜好において先鋭的なセンスを持っていること、主流に対する対抗的またはアウトサイダー的要素を持っていることなどが挙げられます。政治的にはリベラルで、環境に対して意識が高いため、エコ、ハンドメイド、オーガニックなどの自然やアナログな側面を好み、テクノロジーを操りながらも、人を大切にするヒューマニズムを持ち、結果として人と人がぶつかりあってケミストリーが生まれることを導く。

 

ヒップスターと言えば必ず登場するのがサードウェーブ。佐久間さんはこのカルチャーをポートランド発祥のニューヨークを中心に起きているアルティザン系コーヒー文化と表現されてます。


各地で美味しいコーヒーを飲みたい、提供したいと思ったひとたちが、知識を共有しあい、互いに協力したり、影響を及ぼし合ったりして全体のレベルを高めあっていく。アメリカのコーヒーの世界におけるそうした同時多発的な進化の仕方は、今の世の中を象徴しています。自分の持っている能力を惜しみなくシェアして、マーケットを盛り上げていく。シェアリング・エコノミーという潮流もそう。これまでお金を払って得てきた情報や仕組みがシェアされることで、チャレンジしやすい環境が整い、AirbnbUberなど、これまでの概念を覆す便利なサービスを受けれる世界が広がってきている。

 

食するものに関して、先ほど触れたようにオーガニックを選ぶということ以外に「locavore(ローカヴォア)」という言葉がよく流通しています。1990年代のサンフランシスコのファーマーズ・マーケットから盛り上がりを見せています。「その地域のものを、その旬の季節に食べよう」というマクロビオティックがベースの思想。日本だと地産地消という言葉がそれにあたるかと思います。これまでは「よりおいしいものを」という自分本意の思考だけが先行していましたが、今は「よりヘルシーなものを」「よりローカルなものを」「より責任のある食べ方を」という価値観が先行して、人の購買を動かしています。

 

アメリカではサブプライム金融危機が起き、リーマンが破綻し、消費が善きことだという盲信のもとに存在した大量消費主義に疑問を持つ人々が増加した。これまでブランド服に身を包んでいたひとたちが姿を潜め、古着や個人経営のブランドが注目を集めるようになった。買い物は投資であり、自分が消費して支える相手はできるだけ近いほうがいいという思想が今。どこにでもあるチェーン店の手軽さや安心感はあるかもしれない。でも、大企業主導の文化の中でひたすら翻弄され続ける必要はなく、世の中の動きから独立したよりローカルな存在を考えながら、消費と対峙していくことが今後生きてくうえで必要なことである。

 

僕は今住んでいる街で新たなコミュニティをつくりたいと思っています。

 

そのコミュニティではしっかりと政治に対してもリベラルなスタンスで議論ができる関係があることを望みます。日本経済新聞とか、株価とかもその人には大事なことかも知れませんが、そんなことよりナンチャラミクスで国内企業の内部留保が69兆円増えてるのに消費税増やして法人税がどんどん下がっててとか、なんか僕らの世代が年金もらえないのが既定路線でしょうがないよねっていう空気感が完成されて、っていう状況を共有、理解しながら、選挙誰にどこにどうする?みたいな話ができる関係。

 

食材もローカルなものを大事にしたい。locavoreは半径160km圏内をローカルと定義されてます。日本では何kmをそれとするのか何とも言えませんが、そこまで市とか県とかに捉われ過ぎて自分の首を絞めず、自分の親族、友人などの関係がある東海エリアぐらいであれば良しとしてもらえると幸いです。

 

今の自分のライフスタイルでは消費のすべてで取り入れるには改革が多分に必要ですが、自分がより強いつながりを感じるものや、その消費の本質を強く意識していくことは自分自身に言い聞かせながら、子供たちにも身を持って伝えていきたいと思っています。