勝川STAND

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99%の会社はいらない。これからの時代の幸せは「自分の時間」をいかに生きるかで決まる。

自分は日本に生きているので、日本のスタンダードに合わせるというか、それがベースにはなるわけだけども、世界を知っている人で、言ってはいけないことがないジャンルの人たちは、日本のいろんな悪い点、世界と比べて劣る点を教えてくれます。 

 

99%の会社はいらない (ベスト新書)

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やっぱり日本人は真面目なんですよね、悪い意味で。

 

右に倣えで、世間がいいと思うものはいいだろうって。枠を意識して、枠に収まることが間違いがない方法だという脳内のオペレーションになっている人がほとんど。それは自分自身も然り。日本は教育レベルで「自分では考えないでください」「言われたとおりにやりましょう」が徹底されている。これはGHQの名残なのか、悪い政治家が国民をコントロールしやすくするために作ったプログラムなのか。

 

でも、これからを生きていくうえでは、その枠が本当に幸せに生きるために必要なことなのかは疑いながら生きていかなければ、自分の人生を全うすることは難しいということを説いています。

 

たまに聞きますが「忙しい、忙しい」と言っているひと。これを嬉しそうに言っている人は全然問題ないかと思います。忙しいから儲かってるとか、自分の人生を楽しむために必要なことをやっているという実感があるんでしょう。でも、全然笑顔じゃなく、すごく辛そうな人のほうが多いかと思います。

 

この違いってなんなんでしょうか?

 

結局それは自分の時間で忙しいのか、他人の時間で忙しいのかの違い。

 

堀江さんは宇宙関連のビジネスや、ゲノムやそのほかいろいろなプロジェクトを数多く抱えており、普通に考えれば、忙しいひとのはずですが、決して忙しいという意識はないようです。なぜなら、全ての仕事は自分が人生を楽しむためにしていることで、自分の時間を生きているから。

 

他人の時間で忙しいのは、結局、やらされているという意識のなかでの仕事が大半。それ故、不幸だと感じることになってしまう。それでも高いインセンティブで解決されていることで納得する部分もあるんだと思います。僕は決して高いインセンティブをもらってはいませんが、仕事に関しては、もちろん組織に属する以上、他人の時間を費やすことが割合的には多いですが、質的には自分の時間を過ごすことのほうが多いので、確実に先ほどの人たちよりも幸せだと思っています。詳しいことは知りませんが、ブータンのひとみたいなんでしょうか。お金って間違いなく大切だし、事実、お金で解決できることが多い社会であるとは思いますが、精神のバランスをキープすることに精一杯になる状況はできれば避けたいと僕は思います。

 

2016年の労働人口は6396万人でその内の約8割が雇用者として働いているひと。これからは頑張ったからといって給料が上がるような時代ではなくなる。給料が上がらないのに、仕事量は増えるだけ。高度成長期のサラリーマンが退屈なルーチンワークに耐えられたのは、社会の発展に自分の夢を重ね合せることができたから。これからはそういった共同幻想を抱くことは不可能。つまり、会社に依存する生き方は苦しみを結果的に産むことになると。

 

日本の組織は雇用を守るということに固執するがあまり、必要のないセクションや人材を多く保有しているケースも多々ある。また、自分の仕事が無くなってしまうんじゃないかと懸念し、デジタル化による効率化を敢えて避けることもある。数え切れないほどの無駄と非効率が溢れている。でも、今後のAIや人口知能の発達によって、世界は変わる。今まで人間がやっていた労働を機械やロボットが肩代わりしてくれる時代がやってくる。

 

人間の仕事が減ったら、我々はどうすればいいのか?

 

興味がある、熱狂できる「遊び」を仕事にすればいい。

 

これは既に実践されている人はいるかと思います。身近なところで言えばYouTuberなどがそう。自分の興味があることを追求してYouTubeでシェアする。まさに自分の時間を生きているひとたち。そんなの生存バイアスみたいなもんだろ、と思考停止させるのではなくて、まずはやってみる。もちろん全てが成功するわけではないし、努力が必ずしも報われるわけではない。でも、やらなければ、失敗もなけりゃ、成功もない。そして、やってみて、続けることが大事。自分の脳細胞だけでは考えが及ばなければ、真似をすればいい。世の中の新しいものの大半が全く新しいものではなく、以前から存在するものの新しい組み合わせであることが多い。

 

堀江さんは世の中の社長のほとんどがバカである言い切っていました。バカという言葉は非常に聞こえが悪いですが、あまり考えこまず、失敗などに恐れをなすのではなく、まずはやってみるというアクションを起こすまでが早いという意味。今の僕はなかなかバカにはなれない。後先を十分考え、シミュレーションをして、結果、やれない理由を揃えていく人間。

 

変われる日は来るんだろうか。