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子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

森岡毅さんに学ぶ『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』

有名過ぎるが故に今更感もあったし、森岡毅さんに興味がありながらも敬遠していたなか、こんな記事を読みました。

 

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西野さんも、嶋さんも好きでベンチマークしてる方々です。その2人の対談のなかで、嶋さんがサイコパス性について語られてました。サイコパス性の本来の意味は目的に対して純粋に正しい行動を取れる特性なんだと。それを知ったのが、森岡毅さんの著書で知ったとのことだったので、これは読むしかないと思ったわけです。

 

サイコパス性について触れているのは『確率思考の戦略論』という書籍なのですが、内容がかなり難易度の高かったので、比較的読みやすそうなこちらを買いました。

 

こちらは娘さんのために書いたそうです。

 

娘さんがマーケティングが何かを知りたがったとき、マーケティングを知らない人に向けて書かれた、マーケティングの根本を理解してもらうためのわかりやすい本が無かった。だから、自分が書くしかないと。という背景もあって初心者向きなわけです。プロフェッショナルの方は『確率思考の戦略論』のほうが読み応えがありそうです。

 

本書は各章で、まとめがあるので、そこだけ見れば概要が摑めます。でも、その概要に記載の内容と、自分がメモした内容に違いがあったので、自分なりの視点で、心に引っかかった内容を、備忘録的な側面で書き綴らせていただきます。

 

生きるうえで、マーケティング思考が大事。

 

USJのV字回復は、消費者視点という価値観と仕組みに変えたことが最大の原動力であった。消費者の方を向いて、消費者のために働く。消費者が神様だという意味ではない。ゲストが本当に喜ぶものと、ゲストが喜ぶだろうと作る側が思ってるものは必ずしも一致するわけではない。作る側は自然状態では消費者感覚から最も遠ざかる運命であり、玄人と消費者は真逆の感覚となってしまうことがある。マーケターは消費者理解の専門家であり続けなければならなく、そして、組織は、作ったものを売るということから、売れるものを作る会社に変わるということが重要だ。多くの日本企業が技術志向に陥っている。液晶パネルを発明したから、テレビを作ろうという感覚。もっと消費者視点に立つ必要がある。消費者と商品の接点をコントロールして、結果的に期待を上回る差別化されたサービスを生む。それには、代替は見つからない。 

 
 USJは消費者の専門家であるマーケティングに、消費者視点を社内横断でドライブさせる仕組みを選んで成功したが、日本にはマーケティングという文化が根付いていない。それは、一般的な会社では会社の利害と個人の利害が必ずしも一致しなかったり、また、個人間で考えても、人は他人とできるだけ衝突を回避する性質を持つため、組織では議論が避けられることや、己を凌ぐものを嫌がるという日本特有の企業体質が邪魔している。今までの成長社会においては、ものは作れば売れる時代だった。マーケティングする必要性が無かった。でも、これからはマーケティング優勢で技術力を活用する企業が生き残る。企業は生き残るために、消費者最適を担保する知恵を体系立てたマーケティングという実践学を推進していかなければならない。
 
マーケティングができる人をマーケターと言い、マーケターに必要なのは戦略的思考能力。戦略とは目的を達成するために資源を配分する選択のこと。組織には、達成すべき目的があり、資源は常に不足しているから戦略がないと生き残れない。経営資源は、使う人が認識できていないと使えない。つまり、経営資源を認識できる知力が人によって違い、それが大きい。戦国時代でも臆病者も使い方次第だった。臆病者は戦えないから、偵察に行かせれば、いい仕事をしてくれる。選択と集中が戦略の核となる。全部やることは戦略的の真逆のこと。とりあえず全部やろうとすることは、無意味に資源を分散させているだけの戦略なき愚か者がやることである。
 
目的とは達成すべき使命のことであり、戦略思考の最上位の概念。目標とはその目的を達成するために経営資源わ投入する具体的な的のことを言う。最初に目的を明確にすることが何より重要で、戦術よりも戦略を明確にする。どう戦うのかという戦術の前に、どこで戦うのかという戦略を正しく見定め、やることとやらないことを明確に区別できているか、経営資源がその戦局での勝利に充分であるか、短期ではなく、中長期で継続維持できるか、自社の特徴を有利に活用できているかを掘り下げていく。
 
マーケティングは消費者価値を向上させるための科学であり、マーケティングは人を幸せにすることで自分も幸せになれる科学でもある。マーケティングを実践するなかで、会社の利益を追求するのは当たり前だが、決して会社と結婚してはいけない。職能(スキル)を選んでそれと結婚する。好きな仕事でなければ成功することは難しい。欲を持って、自分の野望や夢ややりたいことを、素直に目的として明確に掲げれば、その方向へ人生は近づいていく。自分の強み探しにおいて大事なのは、他人との比較ではない。自分が何をやりたいのかということ。
 
マーケティングの学習においても、人生論においても、数多くの素晴らしいお言葉を頂戴いたしました。最近は、自分の興味のある領域が何なのかの方向性が複数見えてきた。そして、それを楽しみながら実践している。これからも、他人との比較ではなく、自分がどうしたいか、どうなりたいかのなかで、自分が生きていくうえで必要なことを研ぎ澄ませて行きたい。