勝川STAND

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【2016 Japan IT Week 秋】でマーケティングのトレンドを学ぶ

上長にお誘い頂き【2016 Japan IT Week 秋】に幕張メッセまで行ってきました。

 

2016 Japan IT Week 秋

ITの専門展 幕張メッセにて開催 - Japan IT Week 秋| リードエグジビションジャパン -

 

今回は日本の最先端を走るマーケターであるマルケトさん、ロックオンさん、電通デジタルさんが登壇されたセッションに参加しました。

 

マルケトさんがどなたかの言葉を借りて、このようにおっしゃっていました。

 

エンゲージマーケティングという概念でしかなかったものが、マーケティングオートメーション〔MA〕やアーティフィカルインテリジェンス〔AI〕の進歩により、実現可能な社会となった。

 

3名がいろいろなことをそれぞれの視点で解説を頂きましたが、現代におけるマーケティングのトレンドであるMAとAIのポイントについて、自分の備忘録的な側面で紹介させて頂きます。

 

 

 MA〔マーケティング オートメーション〕

 

 世界、特に日本で言えば、2020年には人口減少とともに3人に1人が65歳以上という人類史上未だかつてない超高齢化社会がやってくる。市場規模は縮小し、現在の売上をキープするためには一人当たり1.4倍の購買を促すことが必要となる。特に人口減となる若年層においては2.2倍という、どれほどの努力が必要なのか分からないほどのハードルの高さとなる。

 

また、ニーズやメディアの多様化などの変化が訪れ、これまでニーズを刈り取るという手法でよかったものが、今後はニーズを作り出し、育てあげ、それを刈り取るという育成型へと変わっていく。そのなかで、マーケティングオートメーションが必要不可欠であると。

 

これまでような従来型のマーケティングではなく、買い手が情報の取捨選択の権利を持つ今、デジタルの持つ力を最大限に引き出し、マーケティング業務をワークフロー化し、業務のミスを減らすことで生産性を高め、リードまでの潜在ニーズを把握するという一連の流れをオートメーション化することで、結果として、新規顧客の獲得、LTVの最大化に繋がる。

 

これまでは顧客全体の行動パターンを分析することで見込み客を顧客へ、顧客から優良顧客化へと結びつけてきた。これからは、見込み客となる前の段階である匿名の状態の情報分析が、今後の生き残るポイントになってくる。

 

 

 AI〔アーティフィカルインテリジェンス〕

 

人口減少という点においては、現在の1.6兆円から、近い将来には9.7兆円市場となる予測のロボット産業が大活躍する時代がやってくる。現在においても既に兆候は見られ、自動運転など自動車業界を始め、医療、輸送、農業、そして、困難だと思われるようなサービス業界など、日常生活においても感じる時代となってきた。

 

ロボットは以下の3つの要素で構成されたものを指すようです。

 

・センサー系

・知能/制御系

・駆動系

 

センサー系は状況を把握するということで、知能/制御系で把握したことを理解する、つまり考えて答えを導き出し、そして、駆動系で実行に移すということ。

 

広告業界も関係ない話ではない。

 

クオリティの高い広告では実現可能かは不透明ですが、WEB上で見られるバナー程度のコピーワークであれば、そのタイミングや属性によって変化するコピーは人工知能が全て行えるレベルとなってきた。

 

これまではユーザーがいかに使い易いのかを一つの指標として製品のクリエティブが行われてきたが、これからはどれだけ身近に相互コミュニケーション出来るのかが重要となってくる。アメリカではAmazon人工知能を搭載した3000以上のスキルを持つ、会話ができるロボット「アレクサ」を開発し、国内においてもLINE上のアカウントで質疑応答ができるAIなどが登場し、消費者のニーズに応えている。

 

AIの波は日常生活でこれからもっと感じられるようになってくる。人口減少による労働力不足というネガティブな状況を迎えるにつれ、ロボットの存在価値が益々強くなってくる。

 

現在、ブラック企業などと揶揄される問題がいくつか世間を賑わせているけど、MAやAIの登場でそのようなことも減ってくると思う。お金を稼ぐために賃金をもらって仕事をしているという大前提を忘れ、やりたくもない仕事をさせられているということをわざわざ発信するような人材は、早い段階で文句を言わないテクノロジーに変わられる。

 

MAやAIはアウトプットを最短距離で実現可能とする技術であり、様々なことが自動化されることで、これまで以上のスピードで社会は便利になる一方、必要とされない人材が明確化され、これまで以上に格差社会が広がっていく。

 

将来的に自分はどのポジションをキープできているか分からないけど、会社にとっても、社会にとっても必要ない人財とならないようにしたい。