勝川STAND

インディペンデントを応援するNEO百姓クリエイター

落合陽一『日本再興戦略』で希望の国のグランドデザインを学ぶ

2017年にLive Picksが始まって以来、落合陽一にハマっている。情弱な自分にとっては、そこで得るものは多く、これを見ているだけでも、相当自分の脳をアップデートすることができていることを実感する。未来感が半端ない。そんな中、本書がついに発売となった。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

 内容的にはLive Picksで語られていたことのダイジェスト版的な内容になっており、Live Picksを日々見まくっていた自分としては、新たな発見や情報はあまり無かったが、改めて活字で読むことで、理解を深めることができたと思う。

 

タイトルからも想起させられる通り、本書では落合陽一が描く今後の日本のグランドデザインについて、様々な角度から記されていて、これからの未来を生きるうえでは、たくさんのヒントを得ることができる。

 

 

今の日本は自信を喪失している。現代の日本人は、西洋を真似するといった極端な方向に振れてしまっている。今こそ、欧米という幻想から抜け出し、日本の原点を見つめ直すタイミングだ。
 
日本は、これまで官僚がトップダウンでつくった国策で、一個人が自分の考えを明確に持つ必要無いよう、急激に近代化をしてきた。それ故、我々の教育は人に言われたことをやるのに特化しているが、新しいことをやるということには特化していない。さらに、均一な教育を与えたうえで、住宅ローンで家計の自由を奪い、マスメディアによる世論操作を行って、新しい需要を喚起していくという戦略で、消費者購買行動をコントロールをしてきた。だが、それも景気後退や人口減少によって変わらざるを得ない状況となってきた。でも、これは人類史上稀有な大チャンスと捉えるべき。
  
明治以降に、誤って押し付けられた西洋的人間性をどうやって超克して、決別し、更新し得るかが今後は重要で、最近よく聞かれるワークライフバランスというのは、そもそもワークとライフを二分法で分けること自体が、日本人の文化的に向いてなく、無理なく自然に働くワークアズライフという思考のほうが向いている 。仕事の中に生きて、ストレスなく生活と一致しているのが美しい。明治以降の日本人は、とにかく幸せでないといけないと信じ込むようになったことも問題のひとつ。企業の寿命は短くなるが、人の寿命は長くなっている。仕事とプライベートの境界線はグラデーションがあったほうが、人生のなかで得られるものは多い。
 
ハードの持つ重さが有利に働く時代は終わったことを理解し、今後は百姓的なライフスタイルを意識できるかで、その人間のプレゼンスが計られる。農の中心である百姓はマルチクリエイターであり、百姓こそ’多動力’と言える。士農工商というカーストは、トレンディドラマや拝金主義などを生んだマスメディアの功罪。マスメディアによって「結婚式は数百万もかけてやる」「婚約指輪は何ヶ月分の給料の値段」などというくだらない概念が作られ、いつまにか自分の中にその価値観がインストールされていることにすら気づいていない。日本人の多くは、マスメディアによって植え付けられた普通という概念に捉われすぎており、それによって内なる拝金主義が育てられたことは大きな問題。年収がいくらか気にするのではなく、評価されるのはお金よりも、価値をどれだけ社会に生み出したか。
 
インターネットは、技術をオープンソース化し、マスからパーソナライズ化が進み、今後は、人、bot、物質、バーチャルの区別がつかなくなる世界がやってくる。自動翻訳の技術も進み、英語を使えることだけで優位性があるという世界はなくなる。自動翻訳されるためには、正確な言語を操る必要があり、自動翻訳されない原因の多くは、元となる文の構造が間違ってたり、曖昧な単語や文脈に依存する言葉を多用しているから。人は考えながら言葉を発することが多くそれが原因のひとつであり、今後、自動翻訳できないことは、考えがまとまっておらず、コミュニケーションが下手ということと同義になるかもしれない。
 
何か知らないこと、経験がないこと、自分の常識には無いことに対して、頭ごなしに否定するのではなく、自分のマインドセットが今風ではないかもしれないと疑える人間の優位性は高まっていく。テクノロジーによってもたらされるコミュニケーションやコミュニティに恩恵を受けつつ、それらを批判するというチグハグな状況にあるテクノフォビア。これまでもゲームの世界では、コンピューターと対戦することは普通にあったはず。昨日より今日よりも良い状態を目指すようなテクノロジー社会では、人口減少と少子高齢化はネガテイブな問題ではない。ここ日本で言えば、人が減って仕事を機械化しても、ラッダイト運動ようなことが起こらない文化が根付いている。また、世界的にも高齢化が進む先進国は増加傾向にあり、高齢化ソリューションが逆タイムマシンビジネスになる見込みが高い。
 
日本人は、この日本がシリコンバレーの植民地状態であるということを認識できていない。それがあるから、日本はアメリカに国防を外部委託できているということなのかもしれないが、インターネットのなかにあるサービスの多くがシリコンバレーの企業によるもので、日本法人のサービスであっても、そのプラットフォームを介すのであれば、何割かは搾取されている。この状況を脱するためにも、ブロックチェーンという技術に期待する部分は大きい。ブロックチェーンの本質は、非中央集権化であり、コードによるガバナンスであり、受益者負担という考え方。投機的な側面が注目を集めているが、ビットコインを始めとする仮想通貨のベースとなるブロックチェーンという技術は、今後、あらゆるビジネスモデルを変えるかもしれない。 
 
今後、デジタルネイチャー社会を生きていくためには、ポートフォリオマネジメント能力と金融的投資能力の向上が必要不可欠になってくる。まずは専門性を掘り下げ、トップ・オブ・トップの人と話すに足る何かを探し、どこか一社に依存するのではなく、複数の職業の中で、どれをコストセンター、プロフィットセンターとするかをマネジメントする。ただやむくもに貯金をするのではなく、お金にも働いてもらってお金を稼いでもらう。それをするためには、時代を読むことが必要で、時代感覚を掴む能力は投資能力に直結する。
 
今やるべきことをやらないとだめで、機会を伺って動き出さないことは、ただの機会損失にしかならない。自分とは何かを考えるのではなく、まずは今ある選択肢の中でどれができるかをやる。その選択肢には、自分がそれをしたいのか、それができるのか、するべきなのかの区別は必要。収入の1,000倍の格差はそうはないけど、本を読んだ冊数などの格差は普通にあって、それがモチベーションの格差に繋がる。悩んでいないで、まずやってみて、その繰り返しにオリジナリティが生まれてくる。
 
最後の、このメッセージに深みを感じた。
 
画一的な基準を捨て、あらゆることにトキメキ、あらゆるものに絶望して、期待をせずに生きよう。
 
自分たちが持つ常識を世界の常識と考えず、ダイバーシティな世の中であることを意識して、様々なことに自分なりの角度で興味を持ちながら、その先の未来に見返りを期待したり、予測するのではなく、自分が今やれることをやり続けよう。
 

 

 

 

 

 

『トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実』で仮想通貨との付き合い方を学ぶ

なんども言いますが、これほどまでにアゲインストである風潮であるからこそ、遅いだのなんだの言って思考停止するのではなく、理解を深める必要があると思っています。理解も何もない中で何か言うのは、食べたことがないのに、あーだこーだ言っている人と同義だと思う。

 

まだまだ落ち着きそうにないコインチェック。

www.businessinsider.jp

 

マウントゴックスや本件を経て、どのように仮想通貨を管理すべきかを学ぶきっかけを与えられ、また僕たちはひとつ賢くなっただけで、仮想通貨自体の信頼は全く揺らいでいない。あくまで、取引所の問題。上記の記事にもあったが、仮想通貨をマネーゲームで終わらせてはいけないと考えている人たちは山ほどいるし、これで息絶えるものではない。実際に、取引所はこれからのも含めて名だたるIT企業が参入を発表している。その事実を考えると、大暴落したことや、今回の事件のことなどは、一過性のもので、悲観することではない。週末にテレビで少しコインチェック事件に触れているものを見たが、ひどい構成だった。明らかに頭の悪そうな実家暮らしの人が、この件で貯金全てが無くなったと言っていたが、内容を聞くと、ただ普通の判断ができずに、一番高騰しているタイミングでぶっ込み、それが半値以下になってしまったという話。普通の人ならやらない。それを大きく大げさに報道することで視聴率が稼げている。やっぱりテレビは、自分から情報を取りに行くことができない人のためのもので、電通が言うようなB層向けのメディアなんだなと改めて感じた。

 

トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」

トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」

 

 

本書は先ほど貯金が全てなくなったというような人が読むべき本で、仮想通貨との今後の付き合い方について、比較的文字数が少なく述べられていたので、読書が苦手な人でもすぐに読めてしまうと思う。

 

本来、仮想通貨は非中央集権的なものが多いが、それ故、中央集権的な権力者がその流れを拒む。みずほ銀行が主体で進めている仮想通貨'Jコイン構想'でベースとなると思われる有力な候補がリップルリップルのシステムはもともと銀行が使うことを想定しているため、親和性があるが、中央集権的な要素が強いことから、ビットコイン支持者には良く写っていない。反逆的なビットコインは保守的な金融業界とはなじみにくいいため、国際銀行間通信協会リップルを採用することになった。

 

通貨発行権という国にとっての最大の既得権益が、仮想通貨によって脅かされているが、一度起きてしまった革命は後戻りすることはできない。世の中に変革をもたらす商品の普及が10%を超えた時、つまりキャズムを超えたときに、その商品は一気にブレイクするという通説を理解しておく必要があり、それが近い将来やってくる。
 
先ほどのテレビの報道と同じく、本書でも世の中の仮想通貨に対する投機的な側面に警鐘を鳴らしています。お金を増やすルールは、いかに儲けるかではなく、いかに負けないようにするかであり、そして、お金を稼ぐのではなく、お金を殖やすというマインドセットが必要。また、一つの投資に集中するのではなく、分散させるハイブリッド・クワドラントという思考を持つことが負けないための手段の一つ。浪費は過去、消費は現在、投資は未来のためのものであり、それをひとつずつ記録していく。仮想通貨投資はあくまでポートフォリオのなかの一つであり、全てではない。
 
インターネットが普及したが、ほとんどの人がインターネットの使い方を勉強することなく、使い易いものなるように、インターネットの方向から近づいてきた。仮想通貨も、法的な環境整備が整えば、企業によるユーザーフレンドリーが進み、ユーザーも簡単に利便性を手に入れることができるようになる。しかし、先行者有利という言葉の通り、世の中はめんどくさいことを勉強して、率先してやった人間こそ有利になるという現実がある。
 
仮想通貨は、FXの歴史と同じような動きが予想され、これから益々ハードフォークにかこつけた詐欺が横行することも気をつけなければならないが、自分自身で働くだけでなく、自分の持っているお金にも働いてもらうという感覚を持って、100年人生の資金を計画的に調達するために投資リテラシーを高め、理解も何も無いなか食わず嫌いをするのではなく、手段の一つとして仮想通貨とも良い関係を築こうと思うことが必要と感じる。

日本実業界の父・渋沢栄一『論語と算盤』で日本人が帰るべき原点を学ぶ

本を読むことの必要性を感じ始めたのは、子供が5歳を過ぎたあたりぐらいのこと。これぐらいになると、テレビやYouTubeなどからも情報を得れるようになり、良くも悪くも、大人の話が多少は理解できるようになる。

 

最近強烈に思うのは、自分の常識だけを押し付けるような人間は、この先の成長は難しいということ。30歳を迎える前は、実際に力があるということではなく、自分に自信があって、それ故、特定の人間の話しか聞かないタイプだった。当時の立場を考えれば、それはそれで良かったと思うけど、 この先、まだ70年近く生きていくことや、子供を育てていくということにおいては、改めるべきポイントと感じ出すのは当然の流れだ。

 

本を読むことで、自分自身を高める以外にも、子育てにおけるヒントを得ることができる。それは、子育てについて語られている本だけでなく、自己啓発の部類に入るもの全てで、そう思う。子育ては、子供の立場になって、その状況に置かれている気持ちを考え尊重したうえで、そのタイミングに必要な言葉を投げかけてあげなくてはならない。その言葉は、自分の人生で得てきた経験だけがベースであれば、結局、自分と同じような人間になってしまう。それ自体そんなに悪いこととも思わないが、生きている時代背景の違いを考えれば、少し生きづらい部分もあるだろうと思う。だから、先人や、時には年の上下関係なく、著者の人生が詰まった本から生きる術を学びとり、それをできるだけインストールして、必要なタイミングに備えておくことが、親としてやれる数少ないことの一つだと思う。

 

いま、小2になる娘は算盤教室に通っている。算盤は、現代社会を生きてくうえで、必要なものではない。算盤を使って計算をするという行為が発生することは、今もなければ、この先も恐らくない。通うきっかけは本人の意思によるものであり、生きるために必要か否かではなく、意思を尊重するために通うことになった。その算盤教室では、論語についても、教育をしてくれる。当初、教養がない自分にとっては、論語と算盤を教育してくれるなんて、随分特異な先生だなと思うに止まるレベルだった。

 

以前、グロービスの動画で、渋沢栄一の孫にあたる方が登壇されているセッションを見て、存在を知った。そして、今年のLive Picksで佐々木紀彦さんと落合陽一さんとの話のなかで、本書の薦めがあった。

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

 

 ここで初めて、「論語」と「算盤」の関係性を理解し、娘がその算盤教室に通う必要性について腹落ちした。渋沢栄一は、明治維新後の資本主義制度を設計し、約470社の設立や約500以上の慈善事業に関与し、日本実業界の父と呼ばれている。そんな人が、どんな生き方をすべきかと考えたときにベースとした古典が論語だ。

 

読み進めると、時代背景が違いながらも、今言われても違和感のない部分が多くあったことに驚きを感じた。当時はまだ高度成長期前夜と言えるような時代であり、いまのような飽和した状態ではなかったはず。それなのに、当時においても知識教育で良しとしているために、似たり寄ったりの人材ばかり生まれると危惧されており、時代をリードする人が感じることは、今も昔も変わらないんだと感じると同時に、なぜそれが変わらない問題であり続けるのか不思議に感じた。

 

いろいろな宗教で崇められている偉人たちには必ずと言っていいほど、現実には起こり得ない伝説のような話があるが、孔子にはそれがなく、それも渋沢栄一論語を信用するひとつの要素であるという。前述のLive Picksのなかでも述べられていたが、「僕たちはどう生きるか」がヒットしているように、今の時代だからこそ「論語と算盤」が流行るんじゃないかと言われていたのも頷ける。 

 

教育に対して、単に知識を授けるというだけに重点を置きすぎていて、道徳を育む方向性が欠けていると指摘されているように、本書では論語を基軸とした道徳を論じている。これからの時代は知識はAIによって補完できる可能性があるが、道徳的な側面はどうだろうか。本来のターゲットは経営者であるかもしれないが、僕らのような子育て世代が本書から学ぶべきことは多い。

 

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

 

仮想通貨が遅いと言っている人の多くが、仮想通貨のことをなんも知らん人

年を重ねる毎に、時間の使い方について疑問を感じて、習慣が変わる。最近はいろんな習慣を変えることができていて、これが数年続けば、少しはマシな大人になるかなと期待している。

 

まずは、通勤時間。

 

電車に乗れば、スマホをイジっていない人を見つけるほうが難しいほど、みんながスマホをイジっている。それは自分も含めてだが、これって結構な異常なことのような気がしてきた。というか、気持ち悪い。効率的なことではあるのだけれども、みんなが手のひらのそれを頭を下に傾けながら見ている光景は気持ち悪いと思うようになった。個人的には、その多くがゲームをしていると感じている。気分転換であったり、脳の活性化とかそういうこともあるかもしれないが、気持ち悪い。いい大人がゲームに心を奪われているのを見ると、他にやることねーのかよって思う。自分も電車ではスマホをイジっていたが、同質化している自分も気持ち悪いので、電車では本を読むようにした。そうすると月に3冊程度は読めるようになってきた。

 

あと、音楽を聴く時間を、動画を聴く時間に変えた。

 

通勤時間で往復1.5時間、営業での車で2時間、計3.5時間/日ほど音楽やラジオを聞いていた。音楽を聴くのは、基本的には’ながら’が多いわけだが、’ながら’にしても、もったいないので、この時間を動画を聴くという時間に変えた。始めた当初は、中小企業診断士の講座を聴いていて、気分転換程度に、YouTubePodcastで経済や自己啓発的な要素の強いものを聴くようになった。そのなかに、Live Picksがあった。

 

Live PicksはNews Picksの経済ニュース番組。

newspicks.com

 

ここにあるアーカイブを聴くようになった。

www.houdoukyoku.jp

 

これを続けると視点が変わり、見えることや、感じることがいろいろ変わってくる。そして、恐らくほとんどの人が落合陽一にハマる。

 

知識の広さと深さの双方が半端ない。話の全てに未来感があって、それでいて歴史もインプットしていて、今の時代からの視点だけではなく、歴史的背景を把握して、そのうえで未来を語っている。この人の話を聴いているだけでも、これからやってくる今の常識では考え難い未来についての心の準備ができると思う。

 

落合陽一は毎週木曜に登場していて、毎週違うテーマのジャンルについて30分ほど語る。毎週おもしろい。そして、毎週ビットコインについて語られる「Weekly Bitcoin」というコーナーがある。自分の興味というか、これは自分には関係無いと自分事化できてなくて、このコーナーは約半年間ただ聴いているだけだった。それだけでも、知識レベルは多少上がっていた。

 

というなか「お金2.0」を読んだ。

win-river-stand.hatenablog.com

 

この本以外でも聞くことはあったが、仮想通貨に使われている技術のブロックチェーンの世の中に与えるインパクトは、自分が考える以上に大きく、インターネットが世の中に登場したときの感じと似ているという。インターネットが登場した時も、国のいろんな規制や、情報漏洩の問題など、まだ見ぬ世界に期待よりも不安が先走る感があったよう。それが今はこういう世界。5Gになれば、また見たことの無い世界がやってくる。

 

今、仮想通貨という言葉を発すれば、イコールBitcoinとなり、今更遅い的な発言が返ってくることが多い。しかし、その人の多くが仮想通貨を全く保持していない。それはBitcoinイコール投機・投資という頭になってしまっているからだと思う。今更遅いというのは、’早くは無い’ということであり、’遅い’わけではないと思う。遅いというのは、この期に及んでも、言葉を知っただけで理解したつもりになって、なぜか上から目線で語り、行動に移さず、未来を迎えることだと思う。

 

落合陽一さんは、ある回で、仮想通貨についての視聴者の知識レベルが低すぎると嘆いていた。投機・投資をしている人でも、本質的なことを理解していないことが多いと。

 

www.nikkei.com

 

先日起きたこの事件を見て、マウントゴックスの時、やっぱり危ないものなんだと思考停止させたことを思い出した。今回も、ほとんどの人が、やっぱり危ないからヤメておこうと感じたと思う。だから、ある意味チャンスだと思う。今回も仮想通貨自体の問題ではなく、取引所の問題。仮想通貨の流通は、被害を受ける既得権受益者は多い。それ故、偏重した報道も多いということも理解したほうがいい。

 

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

 

 

とりあえず、この辺りの本で、LivePicksで言われていた単語などの答え合わせてをして、Twitterやブログで情報収集を始めた。仮想通貨はこれからのものであり、完成されたものではない。どんなことでも、問題が起きて、それをアップデートして、より便利なものになっていく。年明けからの大暴落や、コインチェックの件は、間違いなくチャンス。今更遅いなんてことは、ほとんどの事がそうで、それを言い出したら、何もできない。別に投機・投資目的ではなく、こういうことは、もう遅いからやめとこう、ではなく、これ以上周回遅れにならないようにしよう、と思えることが大事だと思う。

『新しい時代のお金の教科書』で Don't make money, Create credit ! 的思想を学ぶ

 最近、二つのことを強烈に感じている。

 

一つ目は、きれい事だけれども、お金より信用ということ。

 

ただ、これを言うと、理解してくれる人は少なく、場合によっては馬鹿にされる。今後、副業が当たり前になるというか、それなしでは生きていけない状態がもうすぐやって来る。その時、お金のプライオリティが高い人間は結局、今の状況は変わらず、今の会社と副業先とに搾取されるだけだろう。信用が初めに来る人間は、信用を得るには、自分のストロングポイントが何かなければならなく、そこを更に強めるということを自然体で行える人間だと考える。また、そこで力を発揮できる人間は、それまでにどれだけ今の組織固有のスキルだけではなく、線の外でも使えるスキルを持つ人間だけだ。それがないなら、投機や投資などのマネーゲームだけをするのが得策だと思う。実際に、経済は9割が資産経済。現代社会においては。

 

二つ目は、仮想通貨は、インターネットと同じような存在になることを理解する必要があるということ。

 

これを口にすると、仮想通貨に触れてもいないのに、本質的なことを何も捉えていない今更遅い的な発言が鼻につく。大多数が、実際に仮想通貨を持っていないあるいはテレビで流れてくるような表面的な情報しか持っていないのに、ただビットコインだけを例に挙げ、もう遅いと。そのような人間に、ビットコインからフォークしたものや、他の仮想通貨の名前を言っても、その話はスルーされる。知らないから教えてと聞ける大人は非常に少ない。そもそも仮想通貨に触れるということは、これからの時代を生きていくためには避けて通れなく、どこかのタイミングでは触れるどころか、それを基軸として経済が動くことが想定されている。その基軸となるのがBTCなのか、フォークしたBCHなのか、柔軟性の高いETHなのか、中央集権的なXRPなのか、それともカンブリア爆発的に増えた草コインから生まれるのか。確かに今は投機的な話題としての盛り上がりが強いが、そもそも、どんな目的で作られたものなのかという話自体は、あまり話題にはならない。経済に強い人種でも、仮想通貨についてはまだ学ぶ必要がないと捉えている人も周りにはいた。そう思うと、今でさえアーリーマジョリティだと思うが、ラガードにならないよう、今更と言われても知識をインプットする人間のほうが、未来への適応能力が高いと感じている。

 

 このような心理状況のなか、あるweb上での記事で目にした、こちらの本を読んだ。

 

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

 

 

お金の価値=使っている人の数×発行している母体の信用
 
いま大事なのはお金を貯めることじゃなく、もっと個人の信用を積み上げること。お金はみんながお金であると信じるから、お金であり、みんなが認めないものはお金になりえない。お金は譲渡可能な信用、あるいは外部化された信用と捉えて付き合う必要がある。人間とは、分業と取引によって栄え、違いと社会によって補完しあうことを選択した種であり、譲渡可能な箱を作り、その中に価値を積み上げ、最後にその箱を譲渡することで生存してきた。しかし、物の価値は人によって全く違い、価値の合意が困難であるため、コミュニケーションを円滑にするためにお金が生まれ、数字という最も明確な膜の内側に信用と価値を閉じ込めることができ、さらにお金が持つ信用度について、価値があるということの理由を説明せずに使える便利なツールとして、これまで存在してきた。
 
金融政策の基本は、輸出を増やすために自国の通貨を安くすることが一般的で、ここ10年での実体経済の成長が1.3倍に対して、デリバティブ市場は3.6倍に膨れ上がっており、お金の汎用性は拡大していて、気づかないうちに私達の生活はお金にどんどん侵食されている。
 
お金を構成するのは信用と汎用だが、これからは企業や個人がお金を発行する時代がやってくる。ビットコインの拡大は、信用と汎用、次に国家とネットワークの2つの層の戦いでもある。インターネットが世界をデジタル化してコミュニケーションを加速させる技術なら、ブロックチェーンは世界を上書きし続ける技術で、中央集権的ではない分散型台帳システムと言え、ビットコインを始めとする仮想通貨は、国家にとっては非常に邪魔な存在であるが、国家にこれ以上搾取されたくないと思う人たちによる、このムーブメントは止める事ができない。

 

20世紀のビジネスの基軸は標準化、画一化、習慣化であった。業務を標準化して効率化を追求し、商品を画一化して世界中に送り込み、顧客が継続して購買するように習慣化させようとしてきたが、これからは多様化(ダイバーシファイ)、個別化(パーソナライズ)、肯定化(セルフエスティーム)が、劇的に進み、何を売っているかから、何の欲求に応えるかが重要となってくる。
 
現代社会人の全ての悩みの原因は人間関係であり、全ての幸福の原因も人間関係であるため、自分の価値や存在意義を肯定できる自己肯定感がないと生きにくい。米国では、自尊心育成が教育の中心と言われている。今後更に強まるネットワーク社会では、ハブ人材(インフルエンサー)が圧倒的な影響力を持つようになり、色んな業界の間に立っているインターメディエイトな人が尊ばれ、価値を生み出していく。頭が良いだけであったり、ロジックに依存しているだけの人間はAIに負ける。クラウドファンディングを始め、これだけ信用を自由に換えられるマネタイズツールがあれば、お金よりも社会的信用を貯める方が有効だと誰でも分かる。仮想通貨の注目は、国家の凋落に呼応した相対的なもので、本質的に求められたものではない。近い将来、ほとんどの産業が人間の時間を主要な資源とする産業となり時間が通貨そのものになる。これはタイムバンクに近い概念。みんなが信用求めていて、それをしかも、信用でやりとりする世界がやって来る。
 
与える人こそ成功する時代。人から搾取することだけを考えるのではなく、与える側にいることを意識し、価値を提供し続けるギバーとなる。他人中心にものごとを考えて、相手がなにを求めているかに注意を払い、相手と価値を交換することではなく、関係性全体の価値を増やすことを目指す。人間とは、情報に吸着した意識の集合体で、個性とは情報と意識の吸着パターン。お金単体を稼ごうとするのではなく、その裏にある本質、つまるところ信用に着目し、時間主義経済、記録主義経済、信用主義経済など様々な形で変化する経済社会を生き抜いてゆく必要がある。資本や貨幣に逆らうことはできないが、お金は信用を数値化したものであるといことを改めて理解し、その上で、お金と付き合っていく。また、組織に依存した才能ではなく、線の外でも使える才能を磨き、本当の意味で社会に貢献できるような体質作りが必要だ。100年人生のなかで、また、これから訪れる複業をしなければ生きていけない社会が来たとき、このようなマインドセットがない人間がマイノリティになるだろう。 
新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

 
Don't make money, create credit. 

 

 

『ポスト平成のキャリア戦略』で「個」としての戦い方を学ぶ

今回も、今の時代を生きるうえで、非常に有益な情報を得れたと思う。News Picks Bookはハズレがない。

 

著者である佐々木さんはNews Picks編集長、塩野さんは経営共創基盤の取締役。以前、塩野さんはLive Picksに登場されており、独特な空気感を漂わせていたため、個人的には大きなインパクトがあり、動画も何度か繰り返し見ていたなか、今回こちらの本が発売となった。

 

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

 

 

帯には「君は個として戦えるのか?」とある。一見すると、オラオラ系上から目線自己啓発本とも取れるが、実際には異なる。そもそも、塩野さんの持つ空気感が非常に自然体で、押し付け型ではなく、僕はこう考えるけどお前に判断は任せるという印象もあり、実際に読み進めれば、上から目線的なものは感じない。

 

ポスト平成の前に、いまの平成を戦う上で、自分の知識レベルの向上とともに、老害を実感することが、個人的にここ最近強烈に多くなってきた。明らかに時代遅れの価値観や思想で、今もなお戦おうとしており、それしかできないということなのだろうと思うが、そのような人種が上層に君臨していると思うと、改めて早くこの組織への依存度を低下させねばと思わせてくれる。また、意外にも、このようなことを感じている同僚が少なく、これもまた、自分がレベルアップするために、大きな原動力となってくれる。

 

先日、友人との会話のなかでも、孤独感を感じた。人間の前提として、分かり合えることはないということは最近になってようやく理解をしたが、いま自分と同じ価値観や思想の人間は非常に少ない。確かに、ここ最近は本を読むという習慣がつき、それによって逆にバイアスが効きすぎている感も否めないが、変人というか、理想論というか、お前に言われたくないわとか、そんな風に思われているかなと。自分はマイノリティだと感じることが増えた。とにかく、孤独感をここ最近は強く感じているなか、本書はさらにその孤独感を増長させるような内容であった。それはもちろん良い意味で。

 
世の中のいろいろな定義は時代の変化によって変わり、同様に仕事ができる人の定義も変わった。それぞれの専門がトップクラスで複数の専門性を組み合わせて、新しい付加価値を出せる人材が求められており、キャリアの掛け算によって希少価値を出すということに大きな意味を持つ時代になった。その専門性においては、組織固有スキルを自分の実力と勘違いしてしまう人が多いが、それは誤った理解であり、汎用性は非常に低く、線の外側に出た時、個としては戦いづらい。キャリア戦略を考えるうえで、今後大きなテーマになるのは、個として働けるのかということ。
 
今の日本人は自由過ぎて、選択肢が無限にあるが故に、何をしてよいのか分からず、結果、動かないという自由の刑に処されている。また、日本人が自ら進むべき道を見つけられないのは、自分は何のために生きるのかを考える時間が、人生の中で圧倒的に不足しているし、そのような教育を受ける機会が圧倒的に少ないことも影響している。後者に関しては、行政に任せるのではなく、生きている時代の違いを理解したうえで、親が子に積極的にアプローチしていくことが、今後更に必要不可欠となってくる。哲学が必要だということでもある。
 
これから個として戦うに必要なスタイルとして「ハングリー&ノーブル(貪欲さと高貴さ)」が挙げられていた。最近はワークライフバランスという言葉が頻繁に聞かれるようになったが、貪欲さはその逆とも言える。ハングリーになるには、マイノリティになることも大きな原動力となる。佐々木さんはこの流れの中で、落合陽一さんが提唱するワークアズライフについて触れていた。仕事によって苦しめられていると感じる大きな原因は、仕事とプライベートに垣根を設けていることによるもの。ワークアズライフと考えれば、仕事選びも変わり、マインドセットも変わる。高貴さについては、貪欲であるが故に、どこかで行きすぎた行動があったときに、それを抑えるために重要なファクターになる。どちらも重要で、バランス良く備え持つ必要がある。
 
どこにも安全地帯がなくなっていく時代において、越境者たれるかが、今後更に重要になってくる。線の内側で動いているだけでは、自分という存在が発見されることはない。経済産業省でも言われているようだが、新しい事業が創れる人材=フロンティア人材を各企業は求めている。特にエスタブリッシュメントでは、新しい挑戦を評価する人事制度設計になってないこともあり、それによって多くのチャレンジ童貞が生まれている。また、多くの組織で見られる兵士は一流、将は三流という状況も問題。理想がなく、日常をだらだら生きていて、過去にしがみついているおじさんが世の中を悪くしているが、生きている時代が違い、甘い汁を吸い続けて育ってきたことを考えれば、今の中間管理職が現代にフィットできず、仕事ができないのは必然とも言えるが、かと言って、自分が頑張らないと会社が潰れるという当事者意識をサラリーマンが持つのは難しいし、個人的にはそんな気でやるぐらいなら、独立するほうが得策だと感じている。
 
今の日本は天国。天国のように快適すぎて、リスクを取る意味が分からないという側面もあるが、この天国は、変わりつつある国際秩序の中で運良く成立しているだけで、いつ壊れるか分からないのは明確。年功序列は実は終わってなくて、むしろ今が旬のような状態だが、旬はもう間も無く終わるのも事実。この問題は、太平洋戦争でも、日本軍は年功序列に縛られ、実力主義のアメリカ軍に負けたという反省が全く生きていない。
 
今後、ルールが変わるなかで必要なのは、偏差値やITのスキルよりも、タフネスやレジリエンスが重要である。自分の無力さを知って、根拠のないプライドをリセットして、また立ち直れる強い心がある人間が高みに上がれる。そして、これまでも必要であったが、いろんな人の意見やアドバイスをいったん受け止めて、何でもイエスと言うのではなく、自分に必要なものを咀嚼する能力であるコーチャビリティの必要性が今まで以上に高まる。コーチャブルである人間は、本質的な賢さを持っていて、情報の非対称があるなかで、自分にアドバイスをしてくれる人を本当の意味で利用することができ、コーチャブルでない人間は、成長することを自ら遠ざけている。また、人間は同質性の中にいるだけで弱くなり、一か所にいることが長くなれば、他の場所での適応力がなくなるため、意識的に外の空気に触れることも必要。コミュニティは、いつでもリセット可能であり、自分のなかのロールモデルを見つけ私淑することで、学びを続けることで、同質化されない努力をしていくことも重要だ。
 
問題解決に必要だと思うことをインストールし、自分をアップグレードして、自分の価値観を磨き上げ、それを自分の言葉で語れるようにしていく。社会は比例することだけで構成されているわけではなく、反比例する結果もある。それを理不尽だと腐らずに、自分の信じた進むべき道を突き進む。人生のバランスシートは最後にバランスする。時間があるときに準備しておこう。それまでに実力や信用を貯ためておこう。そうやって地道な準備をしているかで、本当にチャンスが巡ってきたときに結果を出すことができる。しっかりやっていれば、世間や世界が私を見つけてくれる。

 

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

 

 

ウインターサンライズセッション

最近、すげー寒い。

 

朝起きるときも

玄関開けるときも

自転車乗るときも

営業してるときも

子どもと外で遊ぶときも。

 

ただただ、寒い。

 

とくに朝。

 

しかも、今年の寒さは急にやって来た感があって、困惑してる。

 

自分自身、寒さは非常に弱い。

 

それは身体的なものだけでなく、精神的にもで、むしろ精神的なダメージのほうが大きいな。

 

寒いとネガティブ思考が強くなる。

 

失礼かもしれないが、南国のひとがポジティブであるという世間的な評価も、非常に納得がいく。

 

光熱費や、着るものにもお金がかかるし、寒いのは嫌ですね。

 

 

でも、冬の海の朝は、超いい感じです。

 

 

2017.12.16

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2017.12.23

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Sufer : Jun, Naru, Jiro, Sho 

Location : Long Beach, Yanokuchi Coast 

Food : Sunaba (Toyohashi Currey Udon)

 

 

では、よいおとしを〜〜