子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

『僕らは、ずっと愛しあう』Saboten City 春日井

この記事は春日井ムービーコンテストへの応募とともに、制作意図をプレゼンテーションするためのものになります。審査員へのメッセージではありますが、たまたま見に来てくださった春日井市のことを思う気持ちがある方にも見てもらえると幸いです。

 

www.city.kasugai.lg.jp

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春日井ムービーコンテスト審査員様

 

はじめまして。

 

この度は、市の活性化に向けてこのような企画をされたこと、非常にポジティブに捉えております。今後も、市からの一方的な発信ではなく、市民を巻き込んだインタラクティブなこのような企画が数多く生まれることを期待しております。ありがとうございました。

 

 

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さて、早速ですが、今回提出させていただいたムービーに関する企画意図についてご説明させてください。端的に言うと、上記のになります。少し長くなるかもしれませんが、ご一読いただけますと幸いです。

 

 

私は、名古屋市北区で産まれ、小学校2年生で小牧に引っ越し、そこで26歳まで生活をしておりました。高校は春日井市の高校に通い、27歳から現在の37歳に至るまで春日井市で生活しているため、純血ではありませんが、春日井人という自負があります。

 

30歳の時に、第一子が産まれ、現在は小学校2年生であります。子供が大きくなるにつれ、また、自分自身も家を構えることで、春日井市で人生を終えるということが見えてきて、春日井市に対しての気持ちに変化が生まれてきました。

 

 

私は、紙媒体を中心としたプロモーションメディアを扱う組織の企画部門に身を置いています。

 

先ほどお伝えした通り、小牧で10年ほど生活をしていました。小牧市にも感謝やリスペクトはありますが、個人的には圧倒的に春日井市のほうが魅力的だと思っています。ですが、その魅力をうまく発信できていない気がしています。これは、そのようなことをしていないという否定ではなくて、もっと良い方法があるんではないかという提案です。

 

釈迦に説法的な話になるかもしれませんが、近い他市ではこのようなムーブメントがあります。

 

ourfavorite-kakamigahara.jp

 

[ OUR FAVORITE KAKAMIGAHARA ]というコンセプトのもと、webサイトからリアルも含め、自分たちの手で情報を発信しております。

 

正直言いまして、距離の離れている地域のこのようなイケてる街興しは数多く存在しております。ですが、ある程度、自分が知っているの距離の近い自治体でこのような動きがあるのを知ったとき、リスペクトを抱くと同時に、このような気持ちが生まれました。

 

 

悔しい。

 

こういったものは、外から人を呼び込むことが大きな側面を持っていますが、私個人としては、市民のモチベーションを上げるインナープロモーション的な要素も強く意識する必要があると思っています。物質的なことではなく、精神的な満足感も必要です。もし、各務原市は過疎化が進んでいるからなど、春日井市と状況が違うと思っていたとすると、それは非常に危険な思考です。

 

自治体として、やらなければならないことはたくさんあるかと思います。私は、未来は子どもたちのためにあると思っています。これまでを創ってきた人たち、今を創っている人たち、これからを創っていく人たち。いろんなライフステージの人たちで構成された市民のなかで、自治体だけでなく、国政がもっとそうだと思いますが、これまでを創ってきた人たちにフォーカスが当たっていることが多いと感じます。今年から、自分の住む町内の町内会長をやらせていただいておりますが、そのなかでも、強く実感します。

 

なぜそうなるのかも、何となく理解できます。結局、これまでを創ってこられた人たちは、地域貢献という文脈に対しての意識が非常に強い。町内で開催されるイベントを見ても、そういった方の参加率は非常に高い。ライフステージによる問題が大きいかと思いますが、今を創っている人たちの参加率や、地域貢献という意識は低いと思う。

 

では、なぜそのような図式になってしまうのか?ここで自分が思うのは、今を創っている人たちは、自治体の動きを自分事化できていないからということです。

 

これは広告ではよく言われることですが、私たちは、どこにいても四六時中、広告に爆撃されていて、色んな広告を基本的にはスルーします。それでも、心に届く広告がいくつかあります。それは「これ、自分の事言ってるな」と感じ、自分に関係があると思えるものだけです。つまり、自分たちの事を向いていると思わないから、ハートには届かない。

 

私は、今を創っている人たちが、これからを創っていく人たちを育てるので、今を創っている人たちのモチベーション向上が一番必要だと思っています。それは前述のOFKもそういった側面を意識していると思っています。

 

ここで、今回のコンテストの話に戻します。

 

皆さんから見た春日井の魅力を発信していただき、市の新たな魅力発見と、市民の皆さんに春日井への愛着をもってもらうことを目的に、1分の市PR動画を募集します。

 

  

春日井特有の魅力ってなんなのか、改めて考えました。

 

交通網も発達していて、自然もあるし、買い物にも不自由しないし、子供を育てるのにも十分環境が揃っている。でも、それは春日井市特有のものなのかというと、そうではない。でも、それは当たり前なのかというと、そうではない。でも、それを軸に発信することは少し違うんじゃないかと思う。ただ、生活をするという意味では非常に有効なことであるのは事実だと思います。

 

魅力という言葉は、強みという言葉にも置き換えられると思います。そうなると圧倒的な強みとなるコンテンツがあります。

 

 

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すでにキャラクターがあるのは理解していましたが、このタイミングで改めて、市が発信しているサボテン関連のクリエイティブを拝見しましたが、正直に申し上げて、もったいない発信の仕方があると感じました。もちろん予算的なものもあるかとは思いますが、「選択と集中」という言葉もあるように、マーケティング的に考えても、強みを伸ばすということは非常に有効なことです。

 

 

私の高校、大学の先輩に春日井出身のこちらのアーティストがいます。

mashhour.jp

 

現在、春日井広報大使は、すでに知名度のある方たちを採用されていると認識しております。それが悪いと言っているのではないことは理解頂きたいのですが、現代社会においては、インタラクティブ性というのは非常に重要な要素です。既に出来上がった方よりも、春日井市春日井市民が発信していくことも必要なんじゃないかと思います。そうすることでチャレンジングな子どもたちが育つことも期待できると思います。

 

MASHは、今を創っている人たち、そして、これからを創る人たちにとって意味のあることをメッセージし続けています。この地で生まれ、育った人からのメッセージは、リアリティがあるはずです。だから、今回のムービーにはMASHの曲を使わせていただきました。

 

 

今回のムービーは、春日井市民の中でも、子育て世代をターゲットにしたコミュニケーションです。子育て世代が、子どもも含め、市と高いエンゲージメントを構築するために、このメッセージを発信します。

 

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僕らは、ずっと愛しあう。

 

 

市は市民を愛し、市民は市を愛す。そういった関係を構築し続けなければ、人口減少を食い止めることはできず、持続可能な自治体ではなくなります。

 

市民から、選ばれる市であり続ける必要があります。

 

この『僕らは、ずっと愛しあう』というメッセージはMASHの作品である『Lovers』から拝借しております。恐らく本来の相手は正にラバーズ=恋人だと思いますが、今回は、市と市民の関係を重ねました。

 

 

そして、春日井市の強烈なアイデンティティであるサボテンをリ・ブランディングします。サボテンは現代においては多肉植物という文脈で、以前よりも、広く愛され、また、感度の高い人種からの支持を集めています。こんなタイミングを逃す手は無いと個人的には思いますが、それを今の時代に合ったアプローチで表現できていないと感じます。

 

また、ゆるキャラに全てを委ねる時代は終わったことも理解しなければなりません。今まで、あのキャラクターがあったことで、市民が春日井がサボテンの名産地であるということを認識でき、それが春日井が誇るべき強みであるという意識付の役目を担っていたことは事実だと思いますが、その役目は終えました。

 

時代にあったアプローチで、アンテナの高い人種を振り向かせる必要があります。そして、その人たちを中心として、バズが広まり、市民が春日井市の変化を感じることで、より刺激的な街となることを信じ、今回のムービーを作成しました。

 

立場もわきまえず、先人たちへの失礼な表現もあったかもしれませんが、否定をしているわけではなく、リスペクトの気持ちを忘れることなく、ただ僕はこう考えますという意見を述べているだけでございますが、気分を害されておりましたら、大変申し訳ありません。

 

これはコンセプトを表現した、まだ一歩目にもならないレベルのものですが、思いが伝われば幸いです。内容にご理解ご賛同いただけることを期待しております。

 

最後まで目を通していただき、誠に、ありがとうございました。

 

"SHOWROOM"前田裕二さんに学ぶ『人生の勝算』

本を知った明確なきっかけは忘れてしまったが、基本的には西野亮廣さん経由だったと思う。その後、いろんなメディアで目にする機会があり、興味が深まっていった。

 

まず、こちらのセッションを見た。

globis.jp

 

これは、司会を務める楠本修二郎さんへの興味から、動画を見ることになり、前田裕二さん、中川悠介さんののお二人の話を楽しんで聞くことができました。

 

次に、こちらを視聴しました。

abema.tv

 

見ていただくと分かりますが、前田裕二さんは物腰がすごく柔らかい。起業家によくありそうな、自己啓示欲を感じなく、ニコニコしながら、しゃべり続けるという印象です。元バンドマンということからか、ビジュアル系バンドが好きそうなタイプの風貌で、特に見た目からも、起業家らしさは感じない。結局、仕事は見た目ではないということが改めて、前田裕二さんから感じることになりますが、半生が書き綴られたこの本で起業マインドや、ライブ配信サービスの未来について学んだ。

 

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 
 
僕の場合、SHOWROOMというサービスを知る前に、前田裕二さんを知ることになった。
 
この本では、絆の大切さ、努力の大切さ、人生におけるコンパスを持つことの大切さを中心に書き綴られている。
 
現代社会における持続可能なビジネスのヒントは、スナックにあり、そこに絆の大切さを説明できる要素があると言っている。これはグロービスの動画内でも言われていた。当たり前の話と言えばそれだけだが、スナックには通常の飲食店にはない、また同業に近いようなキャバクラなどにもない、インタラクティブな要素がある。これを'余白'があるという言い方をしているが、つまり、スナックは完璧な世界ではなく、ママと顧客が一緒に店を運営しており、一方通行なコミュニケーションではなく、それが現代人が求めている欲求が満たされる場所になっているという。
 
通常のお店で店主が酔い潰れれば、ちゃんと仕事しろよとなって客が離れていくものだが、スナックであれば、基本的にはママの魅力があっての来店であるために、ママが酔いつぶれて対応ができなくなっても、お客の誰かが代理で対応する。みんなでこの店を運営しているという一体感が生まれ、それが絆となり、少数の顧客でも、持続可能となる。
 
濃い常連をつくり、コミュニケーション可能範囲に入ってきてもらう。常連をつくってコミュニティ形成するには、先ほどの余白の存在の他に、クローズ空間であることや、仮想敵を作ったり、秘密を共有したり、共通のベクトルを持たせることが必要不可欠。中途半端に編集されたコンテンツを作っても、人は感情移入しないし、他人の物語を消費することには疲れていて、自分の物語を消費したいのが現代人。世の中の人は、エンタメにインタラクションを求めている。完璧なコンテンツを提供して消費させるのは、情報の非対称性が存在する時代にのみ通用する。SHOWROOMが生まれたのは、このような思考からだ。
 
次は、努力の大切さについて。先ほど見た目について少し触れたが、その見た目からは想像がつかないほどの苦労をされている。幼少期における環境や、路上ライブでの試行錯誤、UBS証券でのトップセールスの実績を得るまでの過程、どれを取っても、目標達成のためのストイックさを感じる。先ほどのAbemaTVで議論になっていたが、本人からも異常な前掛りは感じる。
 
そういった努力を継続できるのは、その努力によって期待できる結果に対して、人生をかけてもいいというモチベーションが設計できているから。モチベーションが続かないのは、見極めが甘いということであり、方角を示すコンパスを持っていないから、途中でどこに向かっているのかわからなくなり、途方にくれる。信じ切れるというところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは体から湧いてくる。まずは、コンパスを持つための努力が必要。自分は何を幸せだと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化し、自分のモチベーションの根源を知る作業を通じて、自分の内面をもっと深く見つめることができる。
 
僕たちは皆、死に向かって行きている。自分が人生をかけて、何をするのか、早く見極めなければならない。それが、子育てなのか、趣味の延長線なのか、ビジネスなのか。それはなんだっていいし、他人ががどう言おうが関係ない。自分が見極めて、それをやり切るモチベーションを設計する。選ぶということは、同時に何かを捨てるということ。人生の質を高めるのは、選択と集中。このタイミングを見誤らないように、自分が、今、どの方角へ行くべきかのコンパス持とう。

藤野貴教さんに学ぶ「2020年 人工知能時代 僕たちの幸せな働き方」

グロービス知見録でこの動画を見つけた。

globis.jp

 

AIが進化した時に、働き方はどう変わるのかについて語られた1時間半という尺の講義でしたが、プレゼンテーション能力に非常に長けておられる方で、あっという間に見終えるほど、充実した内容でした。
 
このような優良コンテンツを無料で見ることができると、逆に、どうすれば有料にすることができるのか、そのハードルの高さも同時に感じる。

 

心を惹きつけられたのは、この言葉でした。

 

成果が出ているのに、なぜか、心が乾く。

 

藤野さんは独立前に、人事コンサルティング会社を始めとする複数のベンチャーでゴリゴリ汗を流して、時間という枠には囚われず、身を削って働いた。働いて働いて、成果も出している。だけれども、なぜか、心が乾く。

 

レベル感や業務内容に違いはあるものの、自分自身もそういった20代を過ごした。課せられた目標に向かって突き進み、考え、実行し、ムチを叩かれ、飴をもらい、成果を出していた。でも、心が乾く。僕の場合のこの問題ははっきりしていた。全て上司にやらされていたからだ。自分で考えるというよりも、上司の考えがあって、そこに向かえばいいんだ、そこに向かえば成果が出るんだと。それがいつしか、そこに向かえば怒られずに済むんだみたいな考えになり、顔色を伺って働いていた。これでは心が満たされるはずがない。そこに自分がいないから。

 

藤野さんの会社名も、親近感を覚える。クリエイティブも、すごく気持ちいい。

www.hatarakigokochi.jp

 

先ほど紹介した動画は、こちらの書籍のリリース後にグロービス名古屋校で行われたセミナーであり、ダイジェスト的なもの。

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方

 

 

動画と重複する内容にはなるが、どちらも読み込むことで、より深い知識になったと思う。特に動画は、運転したり、ご飯食べたり、皿洗いしたりしながら、計10回は視聴した。

 

藤野さんはビジネスパーソンのテクノロジーリテラシーの底上げをすることを使命として生きている。現代社会の組織でよくあるのが、テクノロジーリテラシーの格差があり、それが組織の成長を妨げるということ。エンジニアと共通言語で会話ができるようになる必要があるし、新しいサービスを自分の言葉で説明する必要がある。

 

テクノロジーリテラシーは、理系文系とか関係なく、テクノロジーの進化に影響を受けない業界は1つもない。全ての人間に関係があるが、AIについては、ネガティブ記事が数多く見られる。それはただ恐怖を煽るほうがPVも発行部数も伸びるからなだけで事実と異なる記事もあると認識して、情報を取捨選択する必要がある。AIは人の仕事を奪うのではなく、AIは人間の能力を拡張させるためにあって、仕事を楽に、そして楽しくしてくれるものであると考えたほうがいい。テクノロジーは敵でも味方でもなく、僕たちの一部となる。
 
AIがこれだけ脚光を浴びるようになったのは、ディープラーニングを実装するようになってから。ディープラーニングを簡単に説明すると、機械が目を持ったということ。目を持つと圧倒的に情報量が増え、それによって脳が拡張していく。でも、現時点においてはなのかもしれないが、AIは学習したことしか分からない。だから、異常なまでにAIに恐怖を覚える必要はない。人間にさえ、人間の心が解明できないのに、コンピュータに解明できるわけがない。人間はひとつのことをやり続けると飽きるけど、AIは飽きないだろう。人間には飽きるという感覚があるから、やり方を改善する。AIには課題解決力はあったとしても、課題を定義したり、見つけ出すということは期待できない。
 
テクノロジーは生まれて5年から7年ほどで生活の当たり前になる。インターネットやスマホもだいたいがそのサイクルとなっている。ディープラーニングが生まれたのが2013年であり、そこを起点とすると本書のタイトルにある2020年という時期が算出される。このタイミングは日本においては東京五輪があることも非常に有効だ。いろんな企業がここに照準を合わせてくるのは間違いない。2020年にはAIが生活に入ってきていると予測されている。
 
20世紀は人間をロボット的にする時代だったが、これからはロボット的な働き方は、AIが代替してくれる。人間は、より人間らしい仕事をすることができ、それが人工知能時代の幸せな働き方となる。そうなれば、テクノロジーの知見を広めることも大事だけど、人間とは何かということも知る必要がある。これは個人に置き換えれば、未来はどうなるか分からないけど、今のタイミングで間違いなく必要なのは、自分の考え方やあり方を見つめ直すこと。ネットの中にあるものは全てAIに置き換わる。
 
人とは何か、何のために生きているのかを考える。それが人間に残された仕事であり喜び。これからは形や論理のないものに意味が出てくるし、物質的なものではなく、満たされた心を求める精神性の時代になっていき、世の中は人間の幸せは何かを考える方向になる。
 
だから、テクノロジーと触れながら、テクノロジーと離れて生きるという相反する動きをしながら、バランスをとることが大事になってくる。
 
藤野さんが伝えてくれたことは非常に大きな意味がある。自分自身というよりも、それを知ったうえで、子どもとどう接するかや、何を伝えるべきなのかの多くのヒントをもらうことができた。2020年まで、あと3年。たった3年。これから急速にAIが僕たちの生活の中に入ってくる。楽しみでありながら、見えない未来に不安もあるが、テクノロジーはこれまでも僕たちの生活を豊かにしてくれた。きっと、これからの生活も豊かになるんだと思うけど、どういうマインドセットで接するのかが重要だと感じる。

世界トップエリートの行動を変える「スタンフォードでいちばん人気の授業」

最近は個人的に落合陽一さんにハマっているところがあり、先日のLive picsで明確な質問内容は覚えていないが、これからの時代を生き抜くためには、何をするのが最善策みたいな質問をされていたとき「そんなん、とりあえずスタンフォード行っとけばいい」みたいな話があった。

 

それまでは、そこまでその名前を意識したことはなかったが、それ以降いろんなところで目に入るようになって、この本に出会った。

スタンフォードでいちばん人気の授業

スタンフォードでいちばん人気の授業

 

 

スタンフォード大学は、グーグル、ヤフー、ペイパル、ネットフリックス、ナイキなどの創業者を排出してきた大学として有名だ。これほどの人材を育てた大学だが、そのバックボーンは、最先端のビジネスやトレンドを世界のどこよりも早く教えているからだというわけではないという。

 

スタンフォードで学ぶことの中心は、驚くほど人間的で、普遍的なこと。何よりも「自分を知る」「人間を知る」ということに焦点が置かれ、持続的に価値を生み出していく理論、フレームワークや、リーダーとしてふさわしい人間になるための基本を教えている。

 

実際に著者である佐藤知恵さんも言っておられましたが、ここ日本では普通に実践していることも数多くあった。その背景としては、日本人には、世界でも稀にみる慈愛に満ちた思いやりがベースとして備わっているということがある。

 

でも、日本の教育システムの中では、画一的なクオリティを量産するシステムであったため、個人ということはあまり尊重されず、現代社会においては、そこが大きく世界に遅れをとる理由になっている。

 

スタンフォードの入試では「あなたにとって大切なことは何ですか。そして、その理由は何ですか。」というテーマの課題作文を提出しなければならなく、入学以降も「あなたにとって大切なことは何ですか」と問いかけられているような日々を送るよう。人生の限られた時間をどう最大限に生かすのですか、情熱を傾きかけられる仕事や自分にしかできない仕事は何ですか、と語りかけられる。結果として、自分の夢を語ることができ、何かを変えたいという意欲を持つ人材へと成長することができる。

 

これは子育てにおいても非常に重要なことだ。どうなりたいのかのビジョン、そして、なぜそうなりたいのかを日々コミュニケーションすることは大きな意味を持つ。

 

本書ではストーリー、マーケティングイノベーション、社内政治、リーダーシップ、コミュニケーション、交渉術、会話術、そしてマインドフルネスについて、スタンフォード大学の教授の話を中心に描かれている。範囲が幅広いため、それぞれが詳細に記載されいるわけではないが、触りを学ぶには非常に有効だと思う。

 

最後は、このようなことをメッセージしていた。

 

自分の努力次第で、人間はいくつになっても自分を変えられることができるし、ITの進化によって、人間を探求する手法も劇的に進化している時代に生きている。そして、スタンフォード大学でも熱心に研究されいるコンパッション(=思いやり)がキーワードになっていく。

 
コンパッションは日本人が優位性に立てる要素だと思う。ビジネス上でも基本的には血の通った人間を相手にするわけで、人を思いやるということがない限り、成立しない。テクニカルなことばかりに気を取られることなく、原点を忘れないことでイノベーティブな人間に近づける。100年人生を生きるためにも、30代だからとか、年代に囚われることなく、自分を知り、自分の時間をどう生かすのかを考えて、子どもと向き合いたい。
 

「革命のファンファーレ」西野亮廣さんが春日井に来るという奇跡

「革命のファンファーレ」の発売を10月5日に控えた西野亮廣さんが、春日井でトークライブをやられるそうです。こんな奇跡、最初で最後と思います。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 

 

どのような経緯があって開催に至ったのか気になるところがありますが、主催者である春日井青年会議所の方々に感謝です。

 

http://2017.kasugai-jc.com/data/2017_poupelle_ura.pdf

 

今回の西野さんのトークライブのタイトルは『道なき道の歩き方』。

 

キングコングの西野が来るというマインドで見にいくと、いい意味で裏切られる。まさにタイトル通りの世の中。今までこれがロールモデルだよ、と教育されてきたことが、実は現代社会においては、なんの意味もなくて、それでは生き抜くことはできないことあったということを感じるようになってきた。ひと昔前にあった道なんかない。

 

西野亮廣さんは、テレビでしか生きていけない体質を変えようと思って、いろんなチャレンジをして、いろんな既成概念を破壊している。

 

僕たちの世代は高度成長期終盤に育ち、特に既成概念をうまく植え付けられた世代だと思う。かなり強めの洗脳を喰らっている。既にあるやり方があって、それを提示され、それを実行すると評価される。逆に、本質的には正しいことであっても、違うやり方をすれば否定をされる。このような画一的な教育で生きてきたけど、最近は何かデジタルを中心とする大きなうねりのなかで、今までと同じやり方では、生きていくことは難しいんじゃないかと日々感じるようになった。本人たちは感じれているかは別として、子どもたちの世代はもっとそうなんだろう。

 

だから、余計に、既成概念を破壊する人間こそが、現代社会を生きるイノベーターなんだと感じるようになり、西野亮廣さんのような生き方に惹きつけられる。

 

僕の身近なところにも、既成概念を破壊している魅力的な人間がいる。

 

ライトニングファイヤー

https://tabelog.com/aichi/A2303/A230301/23054694/

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トークライブ会場から車で5分ぐらいのラーメン屋。プロレスの技でもなく、戦闘機でもなく、ラーメン屋。自分の人生を賭けた店を「ライトニングファイヤー」と名付け、このようなプロモーションをする。


ラーメンという概念も、飲食という概念も、これまで正とされてきた概念を破壊している。右が正解と世の中が言っているのに、左に行ってしまっている。でも、誰かのハートには突き刺しにいっていることは伝わってくる。作ったものを上から目線で売りつけるということはせず、顧客とコミュニケーションをとるということも強く意識している。

 

ロイヤルカスタマーに対しては、こういったメッセージを発信する。

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目的、ターゲットははっきりしていて、ラーメン屋という枠ではなく、この街を支えるひとたちを支えるというのが彼らの明確な事業ドメイン西野亮廣さんが言われる’芸人’という定義に入る人種だと思う。


 

僕たち子育て世代も、いま属している会社でしか生きていけない体質を変えるべきだと思う。僕たちのレベルで言えば、それは体質ではなく、まずはマインドセットかもしれない。

 

働くことは苦しいことなんだ、働くことは楽しさを追求するものじゃない、お金を稼がなければならないと自分のなかで思い込ませ、脳を麻痺させている。それを世の中のせいだとか、家族を養うためだとか、自分以外のせいにして、思考停止している人もいる。

 

でも、どんな職種であれ、それを選んだのは他でもない自分だ。会社員であろうが、個人事業主であろうが、世襲であろうが、なんだろうが、きっかけは外部かもしれないが、決めたのは自分だ。そこを忘れてはいけない。いつでも抜け出せる。

 

9月22日のトークライブが楽しみでしかたない。

 

僕は2人の子どもを育てていて、小学2年生の女の子と一緒に参加する予定でいます。

 

恐らく、このイベント以降、西野亮廣さんが春日井に来ることはないと思う。売り方を追求されている方なので、今後出版されるイベントが近くの自治体で開催されることがあっても、春日井には来ないと思う。

 

西野さんの本や記事など読み漁っているので、初めて聞ける話をすごく少ないと思うけど、リアルな空間を通して感じれることはめちゃめちゃあると思う。子どもにとっても、これがターニングポイントのひとつになると僕も嬉しい。

 

チケットまだの方はこちらで購入できますよ。

ticketpay.jp

 

発売が超楽しみ。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 

 

行く前に読んどいたほうがいい。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

 

本を読むのが苦手だったら、Podcastにある茂木さんの番組の対談がオススメです。Podcast内で「西野亮廣」と検索 すればすぐに出ます。

Dream HEART

Dream HEART

 

Abemaユーザーだったら「徹の部屋」のこの回も是非。

abema.tv

”現代の魔法使い”落合陽一さんに学ぶ「超AI時代の生存戦略」

最近は、本を読む以外にも、動画を使って知見を広めるようにしています。仕事柄、営業車での移動時間も長い。通販枠だらけのくだらないラジオを聞いているよりは、音声だけでも動画を流していたほうが、自分の未来を作るためには非常に有効だと思うので、最近は、「グロービス知見録」と、「高城未来ラジオ」と、こちらをよくチェックしてます。

 

jstweb.houdoukyoku.jp

 

運営はNewsPicsです。

newspicks.com

 

NewsPicksユーザーなら、ご存知だとは思いますが、平日月曜〜木曜(祝日除く)の22:00からリアルタイム動画配信されているLivePicsには、先ほどののURLにアーカイブがあるので、そこでいつでもどこでも視聴することができる。

 

その中で、木曜レギュラーとなっている落合陽一さんは、特に異彩を放っており、人間的にどんどん興味が湧いていきました。細かな経歴などは、適当に検索していただければと思います。

 

そこで今回はこちらを読みました。

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

 

 

本書は副題にある通り、2040年代に迎えることになると言われているシンギュラリティに備えるための方法が説いてある。

 

今の時点でシンギュラリティという言葉を知らないのは、これからの時代を生き抜くうえでは、すでに周回遅れになっている可能性があると思う。そんなこと知ってても、知らなくても、知っているうえで何も動かないのであれば、両者とも違いはそんなにないと思うが、子育てをする今、まずは知ることが必要だと思っている。

 

今、AIに関しての情報は、その関連記事を見ない日はないんじゃないと思うほど溢れている。その情報の多くは、今ある職種のほとんどがAIに奪われるということを中心に、不安を煽るようなものがほとんど。そこでよく言われる結論は、人は人間にしかできないクリエイティブなことをしていけばいい、ということ。落合さんは、これは単なる思考停止なだけで、妄想であると言う。そもそも、その風潮は、クリエティブという曖昧なワードで誤魔化し、結局、何をしたら良いのか分からないということと同義だ。

 

AIには問題解決能力はあっても、問題を見つけることはできないとも言われたりするが、それもディープラーニングが進化すれば、対応できるんだろう。本当かどうかは微妙な気もするが、Facebookが開発したAIが、人間の知らない言語で、AI同士が会話を始めたため、緊急停止をしたなんてニュースがあった。恐らく、僕らの想像の域は確実に飛び越えてくるんだろう。

 

確かに、職を奪われ、職を失うひともいる。それは自分も含めて。ただ、この現象はAIが出てきて初めて起こることではなく、これまでも起きてきたことであって、テクノロジーの変化のなかでは、これまでも見てきた光景だ。個別産業で起こる技術革新を僕たちは歓迎し、受け入れて、変化してきた。いつまでも続く産業なんて、ほとんど無い。時代のニーズや、トレンドによって、求めれられるものや、人にお金を払ってでもやって欲しいことは変わって当然。キッザニアで、働くことでその対価をもらうという仕組みは学べると思うが、そもそも、子どもたちが大人になった時に、その職業がどれほど残っているのか分からない。

 

著名なビジネスパーソンを生み出すスタンフォード大学でも、最先端のビジネスを世界のどこよりも早く教えているのではなく、人間力を鍛えるための授業が中心と言われている。本書には、その他気になる勉強になるワードが数多くあった。ただ、言っていることのベースは、全く聞いたことの無い考え方というわけではなくて、非常に普遍的なことであり、哲学的であった。そこには、自分の信念というのが強くあって、それに向かって突き進んでいる前掛かり過剰な部分は感じた。

 

これだけ未来が見えている落合さんだから「10年後を見据えて、何をやるのが一番いいですか?」と聞かれることが多いようだが、これだけ未来が見えている落合さんをもってしても、なのか、それゆえなのか、このように答えるそうです。

 

「未来はどうなるか分からない。いまできることを精一杯やること。」

 

 

得体の知れないAIに不安を募らせ、未来を憂い、思考停止するのはやめよう。

 

自分の道を信じ、それによって何が残るのかを意識する。他人はどうだっていい。自分の決めた道で、自分の決めたコミュニティのなかでのブルーオーシャンを見つけたい。 

 

 

 

 

「ROEって何?」とは思わなかったけど、経営指標の教科書でお勉強

頭の中で、引っかかっているものが変わると、目に映るものの中で、光ってくるポイントが全然変わります。これは1ヶ月前ほどに出会った本。

 

図解 「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書

図解 「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書

 

 

今年の初めから中小企業診断士資格取得に向けて、勉強を始めている自分は、ある程度教科を絞っており、そのなかに財務会計というものがあり、教材を通じて勉強をしていると、時々、退屈さを感じることがあった。ある程度の理解を得たところで、更に知識を進化させるために、違う側面から、スムーズに理解をしたいと思っていたタイミングであったため、この本の言っていることの半分ぐらいは頭に入っていった。

 

ただ、本書は恐らく、何も知識がない人向けだと思うが、そのような人は苦労するんじゃないかと思う。知識深度が深くなく、ある程度のリテラシーがあったほうが適当な本だと感じた。

 

帯にあるように「課長になったら知らないとヤバい」というコピーは、実感するところでもある。課長と言っても、いろんな業態や課もあるわけで、必ずしも知らないといけないわけではないが、自分の会社においては、ROEという言葉が何?という前に、ROEのことは知らないけど、それを知らないとヤバイかも?と感じる管理職は非常に少ないと思う。恐らく、課長レベルではなく、部長や、それ以上の役職者もそうなんじゃないかと感じることがある。実際はどうかは分からないが、言動からはそう感じざるを得ない。

 

とにかく、自分としては、そのような低次元の役職上級者がいることがモチベーションを上げている。

 

 

自分はこれまで営業職として、センスだけでここまで来たと思っている。でも、圧倒的なカリスマ性があったわけではない。自分の業態での営業職は、その数字がどれほど個人の影響があっての数字なのかを計るのが非常に難しい。個人的には、その数字は自分でなければキープすることはできないと自負しているが、会社にはそれをあまり感じてもらえていないし、いくら数字が見えても、伝えようとしても、それを立証することができない。つまり、感覚でしかない。だから勝てない。そんな背景もあって、資格取得ということをひとつの手段として、自分のプレゼンス向上戦略として取り入れている。

 

旧態依然とした年功序列型の組織のなかでは、歳を取っていないと昇進できないし、逆に歳を取っているだけで昇進していくことができる。でも、この体質を続ければ、今はいくらROEROAが高かったとしても、弱体化するのは目に見えているし、将来性はない。

 

自分たちのような子育て世代は、いま会社の経営や管理職となっている側の人たちと同じプロセスを踏んだとしても、同じ結果は得られない。

 

人間は、自分が認めていない人間が評価されているのを見るとモチベーションが下がるのが通常だ。でも、それは先程言ったように、結果的には、外から見れば、その人間よりも自分が下であるということ。それを、そんなことはない、と口で言っているだけでは何も変わらない。それを受け入れ、どうしたら差別化できるのかを考えて行動しなければならない。そして、組織のなかで唯一無二の存在となって、希少性を出していけば、必ずポジティブな方向へ行くはず。

 

そうならなければ、その時に今の会社を卒業しよう。