誰かに頼まれるのを待つのではなく、まず、表現してみる。
ちびまる子ちゃんでお馴染みの、あの『さくらももこ』さんも心酔する岐阜県は郡上八幡。縁あって、幼少時代からよくお邪魔しており、僕にとっても特別なエリアです。
最近知ったのですが、郡上八幡にはこんなキャラクターがいます。
GJ8マンは「ジージェーエイトマン」と読み、意味的には「Gu(ぐ) Jyo(じょう) 8(はち)マン(まん)」です。
上記サイト内でも実際に言われていますが、さくらももこさんが、郡上八幡に心酔するあまり、自発的に作られたキャラクター『GJ8マン』。誰かに頼まれたとかじゃなくて、勝手に作ったものです。
郡上八幡は季節問わず、国内外の方が訪れ、観光地として賑わいを見せています。世間的には夏になるとニュースでよく見られる老若男女に愛される歴史あるイベント『徹夜踊り』が有名ですね。
シビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインする
- 作者: 伊藤香織+紫牟田伸子(監修)
シビックプライド研究会(編著)
読売広告社都市生活研究所(企画協力) - 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: 単行本
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こちらの本でも言われておりましたが、街おこしは、その街のことが好きなひと、その街の未来を考えているひとが、街のために自分がやれることを勝手にやればいい。誰かに頼まれるのを待つのではなく、まず表現してみる。さくらさんも、そんなところなんでしょうか。著名人であるが故に、注目度は一般人よりも高いと思いますが、注目されるとか、されないとか、そんなことは多分どうでもいいと思ってやってるんですよね、きっと。
こうやって勝手に表現するというアクションに対して、都市自体や、そこにいる人々が共鳴して、そのアクションが更に大きくなっていく。個人の利益追求ではなくて、パブリックマインド。街づくりは楽しむことが大事で、さくらさんも楽しみながらやってる、きっと。
自分の好きな街をよくするために自分自身が関わっているという当事者意識に基づく自負心を持って、最初は誰も注目されなくても、繰り返すことが大切。
そして、常に、いつもの視点ではなく、どれだけ角度を変えていき、自分の出来ることでシビックプライドを表現する。
さくらさんも触れておりましたが、郡上八幡はオオサンショウウオが生息するぐらい水が綺麗です。
素晴らしい自然に囲まれています。
日々便利な社会へと進歩を続け、子供たちも様々なテクノロジーにも触れてもらうことは、これからの時代を生きてくために必要ですが、このような自然と触れ合うことも、人間として絶対に必要なことだと感じてもらいたいと思っています。