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子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

「言葉にできる」は武器になる。「言葉にできない」は考えてないのと同じである。

発売当初から何度も「はじめに」を目にして、いつ買おうかと狙いながらも、他の本に目移りして買いそびれてましたが、今更ながら、ようやく読了。

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

タイトルの響きがものスゴく気になりますよね。やはりコピーライターは言葉使いが秀逸だと感じます。

 

最近、自分自身はこのようにブログを書いたりするし、みなさんもSNSで端的に物事をうまく説明したいとかいうニーズがあるかと思います。そんな時に有効な、言葉選びや言葉使いを学べるものなんだろうという気持ちで手に取りましたが、実際にはそのようなことよりも、自己啓発的な内容が強く感じました。

 

言葉はコミュニケーションの道具だけではない。外に出る言葉を磨くには、内なる言葉の存在を意識することが絶対必要不可欠。言葉は思考の上積みでしかない。思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない。言葉が意見を伝える道具であるならば、まず意見を育てる必要がある。意見を育てるというのは、意見を言葉に変換するという作業。よく考えるというのは、内なる言葉に幅と奥行きを持たせるということ。

 

言葉で人は動くのか。動きたくなる空気を作らなければ、人は動かない。人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力が必要。相手を動かそうとすればするほど、相手は心を閉ざしてしまう。それは上辺だけになってしまうから。上辺だけじゃなく、その人の立場になりきって、言葉を投げかけることで、その情報は価値へと変わる。

 

成し遂げたいことはなにかを自身に問いかけ、答えを出し続ける。言葉を磨くには、語彙力や知識をつけることではなく、内なる言葉を向き合うことが必要で、意識を向け続ける習慣こそが重要。内なる言葉を発しながら、考えていることを強く意識したうえで、書き出し、その言葉を軸にしながら、幅と奥行きを持たせ、その内なる言葉の解像度を上げていく。気持ちをはっきりと認識できた時に、言葉は自然と強くなる。

 

頭で考えていることを外に出す作業は、頭の中に余地や空間が生まれるため、定期的に吐き出すことが必要。これを聞いたときはなにか自分のことを肯定されているような気にもなりました。本を読んで、ブログに要約することで、読んだことを忘れないようにとか、重要なところを復習するとか、という気持ちで始めてましたが、それプラス、頭がクリーンになって、次の新たなことを勉強する余地が生まれてるんだと思うと、これからもこの作業は続けていく意味があると強く思いました。
 
文字の大きさは自信の表れとも教わりました。これを聞いた直後の企画書はかなりそんな感じで作ってしまいました。自信のあることはもちろん、ないことでも、話の流れ的に言切らなければならないことは大きめに入れました。プレゼン時に梅田さんの言葉を内なる言葉として意識することで、自信を生むことができ、いいプレゼンをすることができました。
 
思考サイクルについての話がありました。
①頭にあることを書き出す。
②T字型思考法で考えを進める
③同じ仲間を分類する
④足りない箇所に気づき、埋める
このプロセスを経ることで、自分が考えているテーマに関するアンテナが立ち、情報感度が高まり、結果としてセレンディピティが上がることにもつながる。
 
自分の常識は、先入観であると心得、自分の常識を捨てることで、コミュニケーションは向上する。そもそも「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである」とアインシュタインが言ってます。でも、人は常に自分という壁でしか生きられない。自分の可能性を狭めているのは、いつだって自分。いつかやると言っている間の、いつかはいつまでもやって来ない。
 
ここからはテクニック的な、言葉にするプロセスについて。

 

まずは身の回りにある単語を収集する。自分の言葉のタネは、自分の身近に転がっている。日々できることをコツコツすることが一番大事。このことは広告界で生きるかたからよく聞く気がします。
 
言葉の型をうまく使うことで、思いをカタチにする。小難しい単語や表現知ることよりも、型が大事。例える、繰り返す、ギャップをつくる、感じる言葉使い、呼びかける、など。言い切る、という型ではうまく使いたいと感じた。「と思います。」が自分の意志を弱めるため、相手の決断力を鈍らせることに繋がってしまう。型はすべて中学校までに学んだものだけで十分。
 
無駄に常套句を並べることで、自分らしさを奪うことに気づかなければならない。常套句を学ぶよりも、動詞のバリエーションを持つことが文章に躍動感を持たせることができる。動詞には意志がある。動詞を書き換えることで力強さが備わる。
 
みんなに伝えようとすると、結局何も伝わらない。ターゲット層に入っているたった1人に向けた言葉でいい。たった1人の心を動かせないものは、誰の心も動かせない。言葉は常に、伝えるべき相手に、伝えるべき内容を理解してもらう。誰一人として平均的なひとはいない。
 
まずは断片的で一貫性のない言葉を並べて、それぞれの言葉を客観的に捉えて、全体の設計図をつくり上げる。それは、その、そして、しかし、私は、を削ることや、同じ意味の続く箇所を違う言い回しに書き換える=パラフレーズを行う。詳しく説明されることで、逆に分かりにくくなることがあるのにも要注意。目的達成に向けて不要な自分だけのこだわりは削除する。そして、出来あがった文章を口にすることで、更にクオリティを上げていく。
 
 
「言葉にできない」ことは、「考えてない」のと同じである。

 

上辺だけでモノを語るのではなく、自分自信の心に宿る内なる言葉をという軸を持ち、その軸を強いものに育てあげる。そのために、その言葉を常に自分に言い聞かせ、意識することで、その言葉が外に向かう言葉や行動に移す。
 
これはある日突然できることではありません。なんでもないと思っている日々を、なんでもないと思って、なにもしないのではなく、やれることを日々積み重ねる。当たり前のことですよね。でも、当たり前のことを、当たり前にできる人はそうはいないです。
 
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行く唯一の方法