久々のハラムネサンデーセッション
なんだかんだで8月以来約2ヶ月ぶりの海となった10月16日。
サイズは期待できそうなものの夜明けから6メートル超えの爆風予想で、行くか迷うところでしたが、いつになくスムーズに行ける環境が整っていたので、波が悪くても写真撮れればいいというマインドで、broとともに名古屋を3:30に出発し、伊良湖はロングビーチまで向かいました。
夜明け前の5:30頃に到着。
予想に反して身体が感じる風はほとんどなく、少しまとまりに欠けるものの、久々に来て、このコンディションでサーフィンが出来るという喜びを感じて夜明けとともに入水。
入ってみれば、岸で見ていたよりも十分遊べる波で、風が強まる9:00頃まで約3時間、久々のハラムネのサンデーセッションを楽しめました!
自然に感謝!
友達に感謝!
そして
家族に感謝!
最高の日曜日をありがとう!
Nikon AW1 >
やっぱりなにかと朝イチだな〜〜🌊🌅🏄🏻#写心部 #sunrise #morningglow #sky #clouds #sea #朝日 #朝焼け #空 #雲 #海
@jiro_shiba
全日本DM大賞というニッチな称号
ようやく今年も全日本DM大賞の応募が始まりました。今年は本当に待ってましたという感じです。
自分は総合印刷という枠のなかのDMで食っているような感じです。
これは私のDM人生で一番思い出深いDMです。思い入れが強すぎたので、額に入れて飾ってます。家宝です。箭内道彦さんが『仕事は思い出作り。』と871569(やないごろく)で言われてましたが、自分にとってそんなとこです。自分の存在意義も与えてくれます。広告に携わる人間で自分の存在意義を感じれなくなったら、引退したほうがいいと思ってます。自分がいてもいなくても出来上がるものが一緒って情けなさ過ぎます。もちろん今の名刺があるから辿り着けるわけですが、同じ名刺を持ってても辿り着けない奴らもいます。自分がデザインをするわけではありませんが、自分がいなければコレは生まれていないと言い切れる案件は数多く持っています。
大賞受賞作品が掲載されるMOOKは毎年チェックしてましたが、自分事化することなく、ただただDMのトレンドを勉強するというツールのひとつでしかありませんでした。恐らく印刷業界の中でも、興味を持っているひとは少ないかと思いますし、私自身も冗談でクライアント様と応募するかみたいな話をすることはありましたが、昨年までは外野のような気持ちでおりました。
という感覚でしかありませんでしたが、今年はあるクライアント様でのロイヤル顧客化DMにおいて、DM大賞の応募に値する大きな成果が上がりました。顧客をマスで見るのではなく、ターゲットを特定してアプローチができるというDMの特性を最大限に生かしたOne to Oneのコミュニケーションを同時多発的に行えたことが大きな原因だと考えています。
顧客のデモグラフィックデータや利用実績に基づき、EQ分析及びプロファイリング分析を行うことで顧客の意思決定パターンや利用属性を割出した心理学と統計学に基づいた科学的なDMを送付。内容物は分析結果に応じた9パターンのデザインに分け、ステータスや顧客氏名などのテキスト可変も加えた内容をバリアブル出力し、前回実績の3.57倍のレスポンスを獲得することにつながった。
クリエイティブはターゲット属性を鑑みて、コピー量をなるべく抑えたシンプルなデザインをベースに、心理学を応用したEQ分析によって分けた3タイプそれぞれの意思決定パターンに響くコピー・デザインでエモーショナルな商品訴求を、プロファイリングに基づく3パターンの合理的な商品訴求をそれぞれ行い、選ばれた特別な会員であることを印象付けるために全体的にプレミアム感を醸成することでエンゲージメント性向上をさせた。
私は総合印刷会社のアカウント・エグゼクティブですが、印刷会社の生き残る道って、DMなのかなって思ってます。
マスを相手にするチラシとかの紙媒体って、どう考えても物量が減ってます。値段も下がり続け、印刷は通販でやっちゃうのが普通な社会になりつつあります。私自身あまり関係がないのですが、出版系も発行部数が下げ止まらないと聞きます。そんななか、印刷という枠に収まるものでは、マス的な媒体ではなく、個人を特定して、顧客に必要な内容を、必要なタイミングでリーチできるDMのプレゼンスはまだまだ向上できる可能性は大いにあると思っています。
なにも印刷会社が印刷の枠にこだわる必要はないって意見もあると思います。実際にタッチパネル関係の工場を増設したり、生活資材関連にシフトしていったり、BPOをまるごと受託できる環境を整えていったり、様々な転換を考えられているのは実感しますが、やっぱり『餅は餅屋』であると、現場の営業としては実感します。
結構、WEBに関してもやれますみたいな話をしなければならないケースもあるし、社内的にもするべきだって風潮はありますが、これも個人的には無理だと思ってます。勝てるわけないんですよ、WEBを真剣にやってる集団には。じゃあ協業するってパターンもありますが、こんなデフレの時代に、オンされるの分かってて印刷会社経由でWEB系の会社に発注するなんて体力のある会社はかなり限られてる。
自分自身が手がけていることを肯定したいという気持ちがあってかとも思いますが、印刷会社はDMを軸として生きていくことが、死なずに済む方法だと思ってます。
全日本DM大賞は業界人しか恐らく認知されていないというニッチな称号だとは思いますが、今回受賞できたとすると、会社自体の評価も上がって仕事しやすい環境も構築できるし、DMを軸として業界で生きてきた自分の自信にも繋がると思うので、2017年2月の結果発表が待ち遠しい限りです。
京都らしさの残るリノベ古民家でクラフトビールをスローに味わう
本日は年に一度の京都出張ということで、以前から狙いを絞っていたこちらのお店に行ってみました。
エリア的にも初めて訪問。京都のビジネス街ということみたいでしたが、古民家をリノベーションしていることもあって、今っぽいインダストリー感だけじゃなく、古き良き日本を感じる佇まいで、京都に馴染むスローな空気感を漂わせていました。
オーダーはドリンク・フードともにオンキャッシュ。これで少人数でも効率的に対応できるみたいです。オーナーは酒蔵を営んでおられるようで日本酒も少し置かれてますが、基本的には海外輸入系クラフトビールを中心にラインナップされてます。
こちらはよくInstagram などで散見される特徴的なタップ。メニューに連動して左から1番という感じで、まず1杯目は1番のペールエール→二杯目に5番のIPAを頂きました。
全体的に言えることですが、すごく清潔感がありました。コレ当たり前のようで、当たり前にできないことだと最近は思います。キッチンはオープンで特に清潔感がありました。食器は和物が中心に揃えられてました。
という和が強調されるなかではありますが、個人的な欲求を満たすためにピザを頂きました。
自分は食のクオリティよりも、場の空気感で心を満たされることが多いというバックボーンがあるのですが、このピザは美味しかったですね。生地も、ベーコンの塩っけもいい具合でした。
随所に古民家リノベーションのシズル感を出してます。パンチングボードの使い方も参考になります。
今日特に勉強になったのは、町並みに馴染むということの素晴らしさと、接客におけるトークの幅がどれだけ持てるのかが重要だということ。
業界に関わらず、独立できる人間は、仕事を自分で取ってこれる人間だとか言われますよね。
お店の空気感も、食のクオリティも大事だけど、リピーター、ロイヤルカスタマーを増やしていくためには、人ってかなり重要ですね。
海を感じるインテリアをカンタンDIY
なんだかよく分かり難いタイトルですが、要するにこういうモノです。
足場材とかペンキを使う工場の床みたいな、そんな風合いを目指して試行錯誤して、カタチになってきたので、つくり方をご紹介させていただきます。
素材はこちら。百均で買ってきた星たち。最近よくあるアルファベットのやつの星です。
星があるのは珍しいですが、株式会社ワッツが運営する「Watts」で買えます。
ペンキはマット感があって、色味の落ち着きのあるターナーミルクペイントを使用します。
適当にベース色を塗ります。好みの問題なので、塗っても塗らなくてもどっちでもいいです。今回は塗ったのと、塗ってないのと半々で楽しみました。
ベース色とは異なる色を木材に適当に塗って、それを星にバシバシ適当に当て込みます。
適当にいろんな色を星に当て込むと、こうなります。
これだけでもいいカモですが、より使い古したエイジング感を出したいので、ブライワックスを塗ります。
ブライワックス・オリジナルBRIWAX(ジャコビアン)400ml
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好みの問題ですが、僕にはこのエイジング感が絶必です。
ベース色を塗ったり塗らなかったり、バシバシやる色をいろいろ試したり、ブライワックスを塗ったり塗らなかったり、という感じでバリエーションを出して、何個か作るとこんな感じになります。
これは工具などは一切必要ないので、低予算かつ短時間で誰でも作ることができるお手軽なビーチを感じるインテリアです。
リビングでも海を感じたいですよね〜
🌊#写心部 #sunrise #sea #sky #tb#朝日 #海 #空 #Nikonaw1
@jiro_shiba
ただの百均の星じゃ物足りない方に是非オススメです!
99%の会社はいらない。これからの時代の幸せは「自分の時間」をいかに生きるかで決まる。
自分は日本に生きているので、日本のスタンダードに合わせるというか、それがベースにはなるわけだけども、世界を知っている人で、言ってはいけないことがないジャンルの人たちは、日本のいろんな悪い点、世界と比べて劣る点を教えてくれます。
やっぱり日本人は真面目なんですよね、悪い意味で。
右に倣えで、世間がいいと思うものはいいだろうって。枠を意識して、枠に収まることが間違いがない方法だという脳内のオペレーションになっている人がほとんど。それは自分自身も然り。日本は教育レベルで「自分では考えないでください」「言われたとおりにやりましょう」が徹底されている。これはGHQの名残なのか、悪い政治家が国民をコントロールしやすくするために作ったプログラムなのか。
でも、これからを生きていくうえでは、その枠が本当に幸せに生きるために必要なことなのかは疑いながら生きていかなければ、自分の人生を全うすることは難しいということを説いています。
たまに聞きますが「忙しい、忙しい」と言っているひと。これを嬉しそうに言っている人は全然問題ないかと思います。忙しいから儲かってるとか、自分の人生を楽しむために必要なことをやっているという実感があるんでしょう。でも、全然笑顔じゃなく、すごく辛そうな人のほうが多いかと思います。
この違いってなんなんでしょうか?
結局それは自分の時間で忙しいのか、他人の時間で忙しいのかの違い。
堀江さんは宇宙関連のビジネスや、ゲノムやそのほかいろいろなプロジェクトを数多く抱えており、普通に考えれば、忙しいひとのはずですが、決して忙しいという意識はないようです。なぜなら、全ての仕事は自分が人生を楽しむためにしていることで、自分の時間を生きているから。
他人の時間で忙しいのは、結局、やらされているという意識のなかでの仕事が大半。それ故、不幸だと感じることになってしまう。それでも高いインセンティブで解決されていることで納得する部分もあるんだと思います。僕は決して高いインセンティブをもらってはいませんが、仕事に関しては、もちろん組織に属する以上、他人の時間を費やすことが割合的には多いですが、質的には自分の時間を過ごすことのほうが多いので、確実に先ほどの人たちよりも幸せだと思っています。詳しいことは知りませんが、ブータンのひとみたいなんでしょうか。お金って間違いなく大切だし、事実、お金で解決できることが多い社会であるとは思いますが、精神のバランスをキープすることに精一杯になる状況はできれば避けたいと僕は思います。
2016年の労働人口は6396万人でその内の約8割が雇用者として働いているひと。これからは頑張ったからといって給料が上がるような時代ではなくなる。給料が上がらないのに、仕事量は増えるだけ。高度成長期のサラリーマンが退屈なルーチンワークに耐えられたのは、社会の発展に自分の夢を重ね合せることができたから。これからはそういった共同幻想を抱くことは不可能。つまり、会社に依存する生き方は苦しみを結果的に産むことになると。
日本の組織は雇用を守るということに固執するがあまり、必要のないセクションや人材を多く保有しているケースも多々ある。また、自分の仕事が無くなってしまうんじゃないかと懸念し、デジタル化による効率化を敢えて避けることもある。数え切れないほどの無駄と非効率が溢れている。でも、今後のAIや人口知能の発達によって、世界は変わる。今まで人間がやっていた労働を機械やロボットが肩代わりしてくれる時代がやってくる。
人間の仕事が減ったら、我々はどうすればいいのか?
興味がある、熱狂できる「遊び」を仕事にすればいい。
これは既に実践されている人はいるかと思います。身近なところで言えばYouTuberなどがそう。自分の興味があることを追求してYouTubeでシェアする。まさに自分の時間を生きているひとたち。そんなの生存バイアスみたいなもんだろ、と思考停止させるのではなくて、まずはやってみる。もちろん全てが成功するわけではないし、努力が必ずしも報われるわけではない。でも、やらなければ、失敗もなけりゃ、成功もない。そして、やってみて、続けることが大事。自分の脳細胞だけでは考えが及ばなければ、真似をすればいい。世の中の新しいものの大半が全く新しいものではなく、以前から存在するものの新しい組み合わせであることが多い。
堀江さんは世の中の社長のほとんどがバカである言い切っていました。バカという言葉は非常に聞こえが悪いですが、あまり考えこまず、失敗などに恐れをなすのではなく、まずはやってみるというアクションを起こすまでが早いという意味。今の僕はなかなかバカにはなれない。後先を十分考え、シミュレーションをして、結果、やれない理由を揃えていく人間。
変われる日は来るんだろうか。
今年も開催!LIFT UP 地元的な春日井ミュージックフェスティバル2016
秋雨前線の影響を受け、太陽が見られない日が続くなか、奇跡的に快晴となった2016年9月25日、愛知県は春日井インターフットサルクラブにて開催された春日井ミュージックフェスティバル。レゲエ界のビッグネームから、地元・春日井のアイコン、メロコア世代にはたまらないあのバンドなど、ジャンルを問わないスペシャルなアーティストが集結。今回で2回目となるその模様を、完全非公式のフラットな目線から、写真とテキストでお届けします!
※非公式のため、全てのアーティストがカバーできておりません、、申し訳ございません。
行った人も行ってない人も、これで復習、もしくは予習して、来年の第3回に備えましょう!
出演アーティストの詳細はコチラでチェック頂けます。
公式サイト 〉
KASUGAI MUSIC FESTIVAL
イベントオーガナイザーが飲食業界の方ということもあり、明るく開放的な空気に包まれる会場では、バラエティに富んだフード&ドリンクが来場者のカラカラに乾いた喉と消耗した胃袋をサポートしてくれました。
FOOD & DRINK
来場者は恐らく春日井市在住や出身の方が中心で、名古屋や小牧など近隣の方々なのかな。
ハイボールを楽しむヨコノリ系の人や
ティアドロップが似合うタテノリ系ナイスミドル
金髪のオネーさんに
赤ちゃん連れ・子ども連れのファミリー
どこかの業界の人たちだけに偏ってるわけじゃなく、多様な人々が来場されてますので、たまにある内輪の人たちだけが楽しんでる感はありません。ゆるめの程よいローカル感で、誰もが気軽にアクセスできます。フェスって行ったことがないと、どんな客層なんだろうとか、子どもとかNGなのかなとか思うママも居たりするかと思います。全然、問題ないですね。今回はコートが解放されてたので、サッカーを楽しむキッズたちもいました。
音響設備も抜群です。
昨年のステージは一つで、その横にランページがあって、いい感じのヨコノリ感がありました。今回はバンドステージとDJステージの2ステージ制を採用し、レゲエが中心ながらも、垣根のない多様なジャンルのサウンドを、屋外でお酒を愉しみながら味わえるという音好きには何とも嬉しい環境で、ポジティブなエネルギーを提供してくれました。そして、アーティストとの距離が近いことも春日井ミュージックフェスティバルの大きな魅力の一つです。
HAYASSEN
SOLID GRAND
machaco
DUB 4 REASON
RANKIN TAXI
今年のトリはこの方、MASH!
いや、ホント、春日井言うたらMASHなんだなってステージ見ると痛感しますね。僕らの世代で言えば、春日井のアイコン。昨年も今年も個人的見解ですが、一番盛り上がってました。見るたびカッコよさが増していきます、増田先輩。
こちらは昨年のアクト。
↑『Lovers』を歌い上げ「また帰ってきましょうね!この場所に!!」と言い残し、実際に帰ってきてくれました!
昨年も、今年も会場の一体感が凄かったです。
MASH
春日井は剣道とか書道の街と言われたり、さぼてん生産量国内No.1とか、そういう色はフォーカスされることはあったりしますが、そんな街で、こういったアンダーグラウンドなカルチャーが主役となるイベントが開催されるということに、春日井が他の街と差別化できるポテンシャルがあることを実感すると同時に、喜びやカッコ良さを感じます。
以前お話しを伺ったときは収支的には赤字でマネタイズのことはあまり頭に無いようなことをお聞きしました。長いスパンで見れば、どこかのタイミングでプラスに転じる可能性はあるけど、熱を持って走り出す勇気というか男気、そして長い時間と労力をかけて走り続けることは誰でも出来ることではないです。
この先のマーケットはかつてないほどの高齢化が急速に進み、僕らの住む街も例外ではありません。魅力的な街づくりが出来ていないのか、現状、春日井市は出生数や転入者も減少傾向にあり、プレゼンスを上げていかなければ人口減少は避けられません。
そんなところに一石を投じている動きであると僕は思います。
春日井をリフトアップしようとするソーシャルグッドな方の、少しでも役に立ちたくて、自分のやれることを勝手にやってみました。
オーガナイザーである西村さんにビッグサンクス&リスペクトです!
いい顔されてましたね笑
来年はまたどんな企画が採用され、どんなアーティストが、どんな形で登場するのか、今からもう楽しみです!
2016.09.25.Sun
KASUGAI MUSIC FESTIVAL
text & photoglaph by jiro_shiba
シズル感とかブランディングの重要性を改めて教えてくれる『ビールはゆっくり飲みなさい』
最近クラフトビールづいているので、少し勉強の意味を含めて読ませていただきました。ビールに関しての本は、たまにMOOKなどは見ることはあっても、書籍はあんまり見てなかったのですが、日経MJの広告欄で目についたことからコチラの本の存在を知ることになりました。
藤原ヒロシさんと読み間違えそうな作者ですが、ビールに対する誤った認識や、ビール通には知っておくべき知識が記載されており、飲食業界で生きている人たちには必要な情報が盛りだくさんでした。
まず、これは多くのひとが言われると思いますが、ビールはやっぱり「生」に限るということ。これが完全に誤りというか、作られた業界の世界観によって、そうに違いないという感覚になってしまっている。まさに業界全体でのブランディングの賜物。
まず「生」というワードの意味。これは熱処理をしていないというだけの意味。樽に入っているのが「生」ではない。なので、缶ビールであっても「生」という記載のあるものすべてが所謂「生ビール」ということになります。ですので、「生ビール」というものは日頃コンビニやスーパーで買ってるビールでも結構よく存在してます。
では何故お店で飲む「生ビール」が美味しく感じるのか?それは細い管を通ることによってクリーミーさが増し、更にラガーに限ってですが、上部に盛られるサーバーならではのきめ細かい泡が感じさせてくれてるかと思います。でも、これも缶ビールであっても、実は対応可能なんです。やり方は本書を買ってご確認ください。全然簡単です。
詳しく値を算出してはいませんが、ビールサーバーを導入・運用するコストはそれなりにするのかなって思うと、タップがいくつかあって、それがお店の世界観を作るために必要なもの以外の理由で存在するのであれば、必要ないものかもしれないなって思いました。でも、例え、この事実を力説しても、理解は得られないような気もしてます。ビールに限らず、根拠もなく信じられてしまっているものって世の中には結構ありますよね。なんちゃらクラスターとか、水素水とか、効果に対する明確な根拠ってないんですよ、ご存知でしたか?そういった間違って認識されてしまった非常識であるはずの常識を覆すことのハードルは高いので、やっぱりサーバーはいるのかな。
自分もここ最近で、サードウェーブコーヒーをきっかけに、アメリカンカルチャーに改めて引き寄せられ、ポートランドやブルックリンから発信されているアルティザン文化が色濃く反映されているクラフトビールに興味を持つようになりました。
それまではプレモルがいいだの、スーパードライはな〜、とか約150種類もスタイルがあるビールのうちの一つのスタイルでしかないラガーに限っての話しかできませんでしたが、クラフトビールに興味を持つことで楽しみが増えました。上面発酵と下面発酵という初歩的なところから、細かなスタイルの説明も丁寧にされておりました。
個人的にはペールエールとかIPAとかのスタイルが好きで、国内だとコレが好きです。
これはよくお世話になっている愛知県・津島にあるOVER COFFEEのオーナーからオススメされたことをきっかけに飲みましたが、クセのない、程よいペールエール感があって飲みやすいです。
ビールそのものではなくブルワリーの話なんですが、こちらも気になってます。近いうちに行ってみたいです。国内のブルワリーながらもアメリカ臭が漂うんですよね〜
海外だとコチラがイチオシです。
これは味とかよりも、ビジュアルですね。あと、サーファーやスケーターなどの横ノリ系のひとたちが立ち上げたブルワリーというストーリーが僕にとってはハマりました。もちろん味も美味しいですが、細かい説明は難しいです、、
横ノリ要素で言うとコチラもカッコイイです。
最近知ったここもカッコイイです。
クラフトビールのムーブメントを牽引するアメリカのブルワリーはかっこいいんですよね、本当に。ラベルとか、ストーリーとかも含めて。日本のブルワリーにないクリエイティブさを感じると同時に、ブランディングの重要さを再認識します。
ビールって結構プリン体がどうだとかっていう話で、愛飲者も多いこともあって悪者扱いされることが多いかと思いますが、ウォッカなどのスピリッツやワインなどに比べアルコール度数が低いことから、アルコール中毒になる可能性は低く、また、実は添加物が入っていない飲み物なので、ナチュラル志向な人たちからの支持が高まっているそうです。ワインには酸化防止剤、日本酒には醸造用アルコールなどの添加物が配合されてます。
海外の話をしても、ここは日本なんであまり意味ないと言えば意味ないですが「トリアエズ・ビール」というビールが存在するのは日本ぐらいです。海外は基本的には銘柄でオーダーするのが普通。それぐらいビールに対して、キンキンに冷えてればそれでいいぐらいのニーズしかないのかもしれません。ですが、キンキンに冷えたグラスは百害あって一利なしです。シズル感はありますが。これも本書でご確認ください。
実際にこのクラフトビールの面白さを周囲の人間に伝えても、なかなか伝わることは少なく、やっぱり自分はマイノリティだなって思うことがほとんではありますが、 クラフトビールを通じて知り合う人やお店はやっぱり刺激的で面白味がありますね。