ノスタルジックな名古屋を感じる円頓寺エリア
最近の名古屋は名古屋駅周辺の再開発により、大変賑わいを見せています。今年になり大名古屋ビルヂング、JP TOWERが完成し、来年の4月にオープンするJR GATE TOWERでひと段落します。
そんな名古屋の更なるアーバン化に向けた新しいビルばかりが注目されますが、名古屋駅から徒歩7分ほどで、名古屋でも稀に見るノスタルジックなエリアがあります。
那古野(なごの)にある円頓寺(えんどうじ)でございます。
那古野は以前は『なごや』と呼ばれていましたが、現在は『なごの』と言われています。名古屋城があった土地には那古野城(呼び名は『なごやじょう』)があったと言われるなど、諸説いろいろあり断定は難しいですが、名古屋のルーツを語るうえでは外せない街となっております。
その中でも円頓寺は、高度成長期真っ只中の、まさに古き良き時代の日本のカルチャーが今もなお生き続ける、独特な空気感を持つエリアです。
お邪魔した日は平日の昼間でしたので、人の流れはあまり見られず、よりスローな時間が流れてました。
上の写真のような昭和を感じるお店や、その昭和のアイデンティティを受け継ぎながらも、現代のニーズをキャッチしたお店などバラエティ豊かなラインナップです。タンメンはありませんが、泡盛の飲める沖縄料理店はあります。
一本裏に入ると、ミステリアス感が漂います。
円頓寺は城下町として栄えた背景があり、今もなお、その色が濃く残されております。そのため、百貨店に行くような品のある層の方々も目にします。
そして、今回の目的地『Lights Gallery 』に到着。
あいにく、イベントをやっておらず、中のチェックはできませんでしたが、外から少しだけ見ることができました。
イベント時にはギャラリー前で、椅子や机を並べて販売なども問題なさそうです。商店街の屋根があるので全天候型です。
名古屋でお買い物というと栄というエリアがありますが、トレンドに敏感な方々が集まります。
この円頓寺エリア、栄にいるような方々はあまり近寄らなく、自分の判断で俺はこれが好きだって言うことのできるような、自分を持っているアートな人たちが集まるため、ギャラリーが結構あります。
『Lights Gallery 』に似た雰囲気のギャラリーや、古民家を改装したギャラリーなど、写真以外にも多数あります。
こちらは円頓寺から離れ、国際センター駅を少し南へ行ったところにあるギャラリー『Hase』。
ココはノリアキさんのお知り合いという関係性もあったり、L字型のゆったりしたスペースが魅力的だったりするんですが、今回の企画コンセプトにはやっぱり円頓寺っていう葛飾北斎が生きた江戸時代のアイデンティティを継承した、エリア独特の空気感や、ギャラリストの期待感などを考えて、我々としては『Lights Gallery 』を推したいなと。
『Lights Gallery 』は9/15から次回のイベントが開催されているようなので、改めて訪問し、条件面を確認のうえレビューさせて頂きます。
ご検討よろしくお願いします!