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子育て世代の秘密基地「勝川STAND」

未来はこども達のためにある。であるならば、僕たち子育て世代がポジティブに生きる必要がある。

田村淳さんが定義する「日本人失格」であることは、これからの時代を生きるうえでは必要なこと

この本では、これまでの成長社会にあった日本の悪しき伝統を否定し、これからの成熟社会をどう生きていくべきかを説いている。

日本人失格 (集英社新書)

日本人失格 (集英社新書)

 

 

政治的な話もするし、いろいろなことにチャレンジしているのをメディアから垣間見ることができるので、人間としての興味はこれまでそれなりにあったが、こちらでの西野亮廣さんと茂木健一郎さんとの対談で、西野亮廣さんのなかで定義する芸人らしい芸人は田村淳さんだという話があった。

Dream HEART

Dream HEART

 

西野亮廣さんの言う芸人は、世間が言う芸人とは違う。勝手に解釈をすれば、何かひとつの芸に固執するのではなく、興味をもったことに対して見識を深め、いろいろなことにチャレンジし、多様な芸を身につけている人間のこと。

 

日本人失格 (集英社新書)

日本人失格 (集英社新書)

 

 みんなと一緒であることが心の平和だと思い込んでいるのが、日本人の弱点。

 

 みんな一緒である必要はなく、みんなに合わせるのではなく、意見が違えばスルーすればいい。常に、自分はなにがしたいのかを自問自答して、結論を導き出す。今いる場所が居づらいなら、新天地に行けばいい。しんどくなったら、離れればいい。

 

日本の企業は上司の自己保身が強く、個を尊重しない。能力がなくても、会社命を遂行するだけの人間のほうが偉くなれる。つまり、無能なほうが出世する。日本人は肩書きがないと当惑する傾向が強いけど、大事なのは、出世することではなく、その人自身が何をやっているのか、何をしようとしているのか。会社のために働くのではなく、自分のやりたいことを実現させるために会社を利用しなければおかしい。
 
会社に入ってから教育しても遅い。小学校から個を認識させ、大事にする教育が必要で、好きなもの、嫌いなものを認識させて伸ばす。人に合わせなくても、自分を殺さなくてもいいということを体感させ、幼少期から個を意識させて、伸ばす。そのためには、親がしっかり子供を見て、たとえ始めた当初はつまらなそうなことでも、子供が楽しくなるまで辛抱強く見守る必要がある。人と違うことを恐れず、自分の道を見極めて突き進めるよう親が全力でサポートする。必要なのは学歴ではなくて、学力であるということを親が理解する。
 
自分が何者であるかを知り、自分がどう見えてるのかを計算して立ち振る舞う。自分を知れば人に振り回されないで済む。自分の個を探さず、自分の成すべきことを知ろうとせずに、ただ毎日をやり過ごすことは、生きることを全うしていない。自らが自らのプロデューサー&マネージャーになって、セルフブランディングする。自分というのは一つである必要はない。むしろ、多面体の自分を持ち、自分のなかのいくつかの自分を意識することで可能性が広がっていくはず。まずはマネでもいい。マネるのは、オリジナルを作り出すための土台になるから。
 
日本人は世界で勤勉であると評価されることに対して、それは臆病で怠け者であることと否定している。それが田村淳さんが自らを日本人失格としていることの一つでもある。
 
人と同じように動いていると、楽だから、自分でものを考えなくなる。つまり、思考停止となっており、そのような状況が正しいと学校教育で刷り込まれた依存体質が問題。だから、僕たち子育てする側は、自分の哲学を育て上げ、自分の言葉で子どもたちに発信することが重要だ。
 
最近の自分は、人の哲学を馬鹿にするのではなく、学習しようというスタンスで生きるれるようになっており、田村淳さんの考え方について、日本人失格というより、逆にスタンダードであるように思えているし、これからの時代を生きるうえでは必要なことと捉えている。そういう意味では、僕も、日本人失格であるし、子どもたちも、日本人失格であって欲しい。