岡島悦子さんに学ぶ『40歳が社長になる日』
Live Picksを見て、岡島悦子さんへの興味が深まった。
岡島悦子さんはベンチャー界のゴッドマザーと言われるほどの方で、グロービスのセッションにも何度も登壇されていて、どのセッションも非常に興味深い話で惹きつけられる。
先ほどのLive Picksに登場されたのは、こちらの書籍出版のプロモーションで、その内容を語られていた。
私自身は37歳であり、40歳目前であるが、決して社長になりたいというマインドの持ち主でない。でも、語られていることが、社長になりたい云々関係なく、ビジネスパーソン、子育て世代であれば、理解しておく必要があることが多かった。
なぜ、このようなタイトルになったのか。これは日常的にも感じることだが、デジタルを中心とするテクノロジーの進化は想像以上に早く、誰もが付いていくのに必死だ。そのなかでも、現時点の20代30代の、生まれて間もなくデジタルとともに成長をしてきたデジタルネイティブ世代は、比較的、進化の適応能力は高い。自分の子どもを見ていてもそうだが、テレビを指でスワイプしようとする世代の感覚は、高度成長期を戦ってきた世代とは全く違うものであることを強く感じる。それを当たり前と思う基準に大きな違いがある。
テクノロジーをドライバーにしてビジネスをつくる現代においては、デジタルへの理解がないと企業は生き残っていけない。だから、これからはデジタルネイティブである世代が、企業のトップに君臨する必要があり、実際に大企業のTop of Topでは次世代の後継者育成がこれまでよりも早い世代で人選が始まり、実行されている。2025年、日本の大企業にも40歳社長が多く誕生する。
自分自身が100年時代を生きるためにも必要なことであり、そして、自分の子どもたちには、もっと必要なマインドセットだと思う。高度成長期を生き延びたひとたちが中心の学校教育ではこのようなことは知る得る機会は非常に少ないと思う。それゆえ、私たち子育て世代が、このようなビジネス書で哲学を学ぶことは本当に必要なこと。自分だけの常識や、世間一般の常識で子どもを育てることは非常に危険だ。真実を受け入れ、変化を楽しむという人間になって欲しい。