勝川STAND

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『自分のリミッターをはずす!』苫米地英人さんに学ぶ、変性意識状態への入り方

久しぶりに苫米地英人さんの本を読んだ。今考えると、そこから本にハマったなと思う。苫米地さんの書いた電通絡みの本を読んで、しばらく苫米地さんの本を読み漁りました。その時強く感じたのは、本当に自分たちは世の中の仕組みによって洗脳されまくってるなということ。書いてある全てのことを正しいと思うわけでもないけど、それ以降、メディアの発信する情報の受け取り方に気をつけるようになった。

 

今年1月頃に自分が掲げた目標があって、その目標に対して怠けている自分がいる。縛るものは自分でしかないので、自分でマインドをコントロールするしかない。そこで、以前は脳科学的なもので意識を変えたが、今回はこちらの本で、現状を変えるきっかけを作ろうとした。

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

 

 

副題として「変性意識入門」とある。「変性意識」という言葉は、全く聞いたことがなかったが所謂「フロー」「ブースト」という言葉に置き換えされることがあるもの。この本は、人間の最高レベルの力を自分の意思で引き出すための方法論が書いてある。

 

本を読む以前から、何か目標を掲げて遂行するには、自分に暗示をかけることが一番効果があると感じていた。実際にその能力が有る無し関わらず、自分はそれができると確信を持つことで、その力は何倍にもなって、自己実現できることがある。もちろん、できない時もあるし、その方が多いかもしれないが、自分で自分に催眠をかけるということは凄く意味があるという原体験があった。この本では、潜在能力は、訓練で自由に使いこなすことができると言われていた。

 

人間の意識状態は2つあって、ひとつが覚醒状態である普通の状態であり、もうひとつが変性意識状態。変性意識は、誰でも経験したことがあるもの。この世で最も深い変性意識状態は睡眠であり、音楽を聴いて、曲がいいなと思っている瞬間も変性意識状態にある。人間の意識が物理空間ではないところに臨場感を持った瞬間から始まる。その状態になれば、自分のなかに潜在していた能力を発揮することができる。
 
人間ならば誰でも催眠にかかる。すべての催眠は自己催眠で、催眠によって引き出せるのは、あくまで自分が持っている力だけ。自分の重要度によって目の前の世界を見て、現実を加工している。催眠は、情報空間に臨場感を持っている時に暗示を入れることで可能になる。情報を複合化して判断することで、簡単に判断をひっくり返される。現実空間そのものが既に高度な情報空間になっている。変性意識状態に入ってしまうと判断が鈍る。催眠があるということに確信を持つ。
 
才能があっても、思い込みがなければ、能力は発揮されない。リソースは全て自分のなかにある。変性意識状態は、通常よりも記憶力や情報構築能力が上がるため、自らその状態に持っていけることは強みになる。
 
変性状態に入るための手段として、催眠の他には、気功と古武術についても触れていた。古武術については、レベルが高く、理解が非常に難しかったが、気については同意できる部分はあった。
 
気とは、すべての人間に備わっている力だけれども、現代科学では解明できない能力。この世に存在するが、実在しないものであって、気の実利を最大化するのに必要なのは、気はあると確信すること。気とは何か分からないけど、自分は気が出せ、効果があると確信している状態を確立する。気が存在するということについて、今後、科学的に解明され、世間的に理解が深化するだろうと、高城剛さんも以前話をしていたのを思い出した。
 
気を信じれるか否かでいうと、信じれない人は多数いると思う。しかし、気という言葉が入る日本語はたくさんあって、人の気配がするという表現など、人間はもともと存在しないものに存在感を感じることを得意とする生き物。であれば、気があると認識することには本来抵抗はないはずだが、これ正とすると変人扱いされるのではないかということもあって、一般人の理解はほとんどない。テレビなどで過剰に演出されたものや、切り取り方で、現実的ではないものを見せられることが多いことも、信憑性に影響を与えているとも感じる。
 
変性意識は人間の可能性を広げるもので、自分の身体と心を自在に操るための重要な技術であると認識して、生活に取り込むことが人生を豊かにする。ひとつの事実だけを信じるのではなく、いろいろな角度から物事を見ることは非常に重要。催眠や気など存在しないと言うのは簡単。なぜなら、目に見えるものではないから。でも、それだけで判断するのではなく、そこにあると信じることでゾーンを導くことができる可能性が高まるのであれば、トライしてみることは必要だと思う。たびたびこの方の言葉を借りるが、高城剛さんも今後の社会はよりパーソナルな方向へ向かっていくと言っていた。この本で苫米地さんが説いていることも、同じストリームにあると感じる。今後、催眠や気についても、マインドフルネスが流行しているように科学的に解明されたとき、一気に世間的地位を獲得すると思う。デジタルのプレゼンスが高まれば高まるほど、昔からあるこのような迷信のような類いのものの価値が見直される。