勝川STAND

勝川STANDは、個人事業主様・フリーランス・小規模店舗経営者様に、無料ツールを使って、撮影から制作までリーズナブルにクリエイティブを提供します。

インプットした情報を「お金」に変える『黄金のアウトプット術』を学ぶ

最近の本の選び方は、好きな人の周辺の人を選ぶ傾向があります。ますますバイアスがかかることになってしまいますが、それでいいと思ってます。今回はコチラの本を選びました。

 著者の成毛眞さんは、日本マイクロソフトの社長を務められたような方。堀江貴文さんや、落合陽一さんのお話を聞いていると、成毛眞さんのお話が出たりしてて、このたび新刊が出たということで買いました。最近だと、NewsPicksでも特集があったりしてました。

 

本のキャッチには「大衆を脱出したけりゃ情報を吐き出せ」とあります。まさに今こうしてブログを書いていることも情報を吐き出している行為であり、それを肯定してくれているかのようなコピーです。本を読む効果として、新たな知識を習得するのと、自分の思考の答えあわせもあると思っています。元々自分のなかにあった思考で、それが著名人の発言と同じものがあれば、それはもっと自信を持つことに繋がり、強みを伸ばせられる。

 

この本では、インプットばっかしてないで、アウトプットしないとダメだよ、ということが書かれています。お勉強ばっかしてないで、それを使わないと意味ないよ、ということ。アウトプットすることを前提にすると、インプットの質が変わる。得た情報を自分の血肉とするのか、価値のあるものにするのか、お金にどう変えるのかを意識する。アウトプットを意識すること、そして、実際にアウトプットすることは、インプットだけしている大衆からの脱出を可能にする。ゆとり教育以降、アクティブラーニングが教育に組み込まれ、Youtuberのようなアウトプットが得意な子たちが生まれている。何かからインプットを受けて、なんらかの編集をしてアウトプットするという仕事はAIに奪われない。処理と編集は違う。処理は与えられたルールに従うことで、編集とは与えられたルールに従い、その上でその結果を受け取る側のことを考えて、アウトプット化すること。今後の社会を生きていくうえで、アウトプットを前提にしたインプットは非常に重要となる。

 

SNSは誰でも手軽に使えるツールであるが、そんなSNSを使ってないという人間は、この時代においては、もはや世界に存在してないに等しい。一般人であればあるほど、SNSで発信しなければ、存在は薄くなる。アウトプットしないと、アウトプットは上達しないし、才能の発見が遅れ、才能の発見をロスし続けることになる。アウトプットは知らず知らずのうちにはできるものではなく、やろうと意識しなければできない。好奇心は、知っていることと、知らないこととの情報ギャップから生じる欠乏感。意識的に好奇心を育む努力も重要。

 

主体的に何かの成果を残すことは、全てアウトプットと言っていい。アウトプットの基本は文章を書くこと。その文章は、決して難しく書く必要はない。アウトプットの目的は、読みにくく、分かりにくい文章を書くことではなくて、インプットを消化して、形を変えて放出すること。書いた人間を賢いと思って欲しいという気持ちは見透かされるから、無理する必要はない。しかし、アウトプットで内容をうまく伝えられないときは、自分自身が十分に理解できていない証拠であり、それを確認する意味でも、アウトプットするということは大きな意味がある。また、全員にファンになってもらうのは不可能で、相対的に話を聞いてくれる人にロックオンしてアウトプットすればいい。

 

同じインプットでも、アウトプットは異なる。それは、それまでに蓄積されたインプットと、新たなインプットが化学反応することで、感想というアウトプットが生まれるから。アウトプットは、どんなものでも個性的で、唯一無二の存在。成毛さんは10冊の本を同時に読み薦めることで、その化学反応を意図的に発生させていると言う。いつか役に立つと思ってやる苦手分野の勉強は、やらない方がいい。そんな時間もったいないし、そもそも、自分の好きなものでなければインプットの質も低く、そんな状態では良い結果は生まれない。していて楽しい、面白いからという動機がなければ、インプットもアウトプットも継続することはできない。

 

何もしないでいれば、いつかサラリーマン失格と言われる日が来る。それを、ただただ待つのか、それとも早々に自分から見切りをつけるのか、この差は大きい。そのような動きを取れる人間になるためにも、アウトプットを前提にしたインプットを続けることは非常に重要となる。これからも、本でインプットし、誰が聞いているか分からないけど、このブログで発信するという脳みその筋トレをしていこう。